アイドルグループ「LADIES’CODE」が乗っていたスターレックスの車両。3日午前1時20分ごろ、嶺東(ヨンドン)高速道路の新葛(シンガル)分岐点付近で防護壁に突っ込み、車体を調べるのが難しいほどゆがんだ。メンバー2人が亡くなり、5人が負傷する大事故だったが、運転席と助手席のエアバッグは作動しなかった。(写真=京畿道消防災難本部)
在日同胞(在任韓国人)出身であるリセさんは、2009年ミスコリア日本で「真」と海外同胞賞を受けた後、昨年3月にLADIES’CODEとしてデビューした。9日、ソウル高麗(コリョ)大学安岩(アンアム)病院葬儀場で開かれたリセさんの出棺式には、遺族や事故で手術を受けたメンバー、ソジョン(21)が車いすに乗って参加し、まだ体の状態が万全ではないアシュリー(23)、ジュニ(20)が出てきてリセの名前を呼びながら嗚咽していた。
ニュースを知った人たちは犠牲者の死を悼むと同時に、車のエアバッグに疑いの目を向けた。事故後に公開されたスターレックスの車両は形体を調べられないほどゆがんでいた。だが運転席と助手席のエアバックは開かなかった。リセさんとウンビさんはエアバッグが広がらなかったために亡くなったわけではないが、事故によって新たな問題が出てきた。
スターレックスの高級車の場合、側面エアバッグが設置されているという。しかしこの車両にはリセ・ウンビさんらが座った後部座席に側面エアバッグがなかった。
運転席と助手席のエアバッグが開かなかったので、後部座席にエアバッグがあっても作動したかどうか疑問が提起されている。このため警察は車両欠陥の有無も捜査している。
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