このように米国と欧州、日本など西側諸国を相手に全方位へ拡大していく北朝鮮の予期できない外交の動きに韓国政府があわてるそぶりは歴然と見える。国際外交舞台で北朝鮮が出てきたということは一方では歓迎することだが、韓国政府のお手上げの対応は振り返ってみる必要がある。ややもすると韓国が逆に外交的孤立に陥りかねない状況だからだ。実際最近の国際外交舞台で韓国の存在感はよく見えない。
その背景には朴槿恵(パク・クネ)政権の原則主義外交路線があることは否定しがたい。原則が悪いとか誤っているという意味ではない。冷厳な国際政治の舞台では前後がぴったり合う正しい原則を守るより国益を追って柔軟に屈伸しなければならない時が多い。また、国民感情に迎合する“内需用外交”から果敢に抜け出す勇気も必要だ。
その背景には朴槿恵(パク・クネ)政権の原則主義外交路線があることは否定しがたい。原則が悪いとか誤っているという意味ではない。冷厳な国際政治の舞台では前後がぴったり合う正しい原則を守るより国益を追って柔軟に屈伸しなければならない時が多い。また、国民感情に迎合する“内需用外交”から果敢に抜け出す勇気も必要だ。
この記事を読んで…