米クライスラー社のジープオールニューチェロキー。韓国でも今月発売された。2.0Lディーゼルモデルは燃費14キロを誇る。(写真=クライスラーコリア)
もちろん企業別に戦略はさまざまだ。ジャンルやサイズが重なるだけで、ターゲットとする年齢層や性向には差がある。この市場の後発走者であるリンカーンMKCとレクサスNXが対照的な例だ。6月にリンカーンが米サンタバーバラで行ったMKC試乗会で会ったチーフエンジニア、ジョン・ジュレイク(John Jraich)は「子どもを独立させたベビーブーマーがターゲット」と説明した。米国でベビーブーマー世代は第2次世界大戦直後の46年から64年の間に生まれた人たち。米統計庁の2011年の資料によると、約7600万人だ。全体人口の28%。しかしこのベビーブーマーが米国金融資産の77%を握っている。
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