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米国、THAAD韓半島配備に反対する中国に反論

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

スカパロッティ韓米連合軍司令官

スカパロッティ韓米連合軍司令官が28日、「サード(THAAD)は矛ではなく盾だ。他国の脅威にならない」と述べた。

スカパロッティ司令官はこの日、韓米合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)」を参観するため韓米連合軍司令部指揮所(CP Tango)を訪問した国会国防委員会所属議員にこのように述べた後、サード(高高度ミサイル迎撃体系)の韓半島配備の必要性を改めて説明した。

サードは高度40キロ以上でミサイルを迎撃するミサイル防衛システム。韓国軍が2016年に導入する予定のPAC3(高度40キロ以下で迎撃)より性能が優れ、北朝鮮のミサイル脅威を抑制するのに効果的という評価だ。


しかし中国がこれに敏感だ。「韓半島(朝鮮半島)にミサイル防衛(MD)システムが導入されるのは戦略的な均衡にマイナス」(中国外務省の秦剛報道官)、「中国との関係を犠牲にする」(新華社通信)などの反応を見せている。これに対しスカパロッティ司令官は「サードは防御用の武器であり、中国が敏感な反応を見せる必要はない」と強調した。

軍関係者は「スカパロッティ司令官の発言は、中国の強力な反対のために韓国内でも論議になる中、確固たるメッセージを伝え、サード配備に対する懸念を払拭させるのが狙い」という見方を示した。この場にいたある議員は「中国の反発にもかかわらず、米軍はサード配備時期を具体的に検討中」と伝えた。

中国がサードに敏感な理由は「Xバンドレーダー(AN/TPY-2)」の性能のためだ。探知距離が1000キロにのぼるXバンドレーダーは北京・上海・大連など中国の主な都市と軍事施設密集地域まで探知できる。

国会国防委員会所属の韓起鎬(ハン・ギホ)議員(セヌリ党)は「サードが配備されれば中国は西海(ソヘ、黄海)を横切るミサイル発射が難しくなる」と説明した。



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