昨年、原発内への海水流入を防ぐために古里1号機(右側)と2号機の前に設置された高さ10メートルの遮水壁。しかし雨水には対応できなかった。(写真=中央フォト)
韓水原は2011年の福島原発事故を契機に古里2号機の海岸側の安全装置を強化した。津波を防ぐために海岸防壁を張り巡らせて防水壁や防水ポンプを設置した。問題は海から始まる自然災害には気を配っていたものの、陸地の自然災害に対しては疎かだったということだ。海岸防壁の後方から押し寄せてくる雨水にはなすすべがなかった。当初、韓水原は非常電力系統の主な安全設備の浸水を防ぐために耐震設計による防水門を設置して防水型排水ポンプを備えることにしていた。正義党の金霽南(キム・ジェナム)議員は同日、報道資料を通じて「古里2号機が海洋災害には安全だと強調したが、もともと豪雨による雨水流入に対する対策はなかった」とし「果たして古里2号機をはじめとする国内の原発は日常的な降雨から安全を保障してくれるのか疑問」と指摘した。
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