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世界の数学者たち、韓国の1300年前の天文台を見て…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

世界数学者大会参加者が11日午後、新羅時代に作られた瞻星台を観覧している。

11日午後6時、慶尚北道慶州市仁旺洞(キョンサンブクド・キョンジュシ・インワンドン)の瞻星台(チョムソンデ)。外国人約150人がパク・ヨンチョル文化解説者(48)の英語の説明に耳を傾けた。「瞻星台は星と月を観測する天文台です。真ん中の窓の下の石が12層、上も12層で合計すると韓国の24節期と同じ数字になります。また、瞻星台を頂点に雁鴨池(アナプチ)と大陵苑(テルンウォン)という遺跡を結ぶと正確な二等辺三角形になります。」

瞻星台の各構造の大きさの比率に直角三角形の三辺の長さの比である「3:4:5」が適用されたという説明まで聞くと皆が頷いた。ポルトガルから来たルイス・カストロは「本当に1300年が過ぎた建築物なのか」と反問し、英国から来たシーザー・ボールは「建築に数学原理が宿っているためピラミッドのように今まで強く残っているようだ」と話した。

彼らは10、11日の2日間、慶州(キョンジュ)で開かれた「2014国際数学連合総会」に参加するために来た世界70余カ国の数学者だ。ほとんどが総会を終えた後13日からソウル三成洞(サムソンドン)のコエックスで開催される世界数学者大会(ICM)に移動する。


瞻星台に来たのは慶州市の推薦を受けた国際数学連合本部の決定に従ったのだ。国際数学連合は慣例により開催国の由緒深い都市で総会をし、数学に関連する遺跡を訪問する。韓国数学史学会のイ・ジャンジュ理事(57)は「瞻星台を探求すると円周率のようなあらゆる意味のある数が隠れている」とし、「祖先が1300年前にすでに数の神秘を知っていたようだ」と話した。

1919年設立された国際数学連合(IMU)は「数学のノーベル賞」と呼ばれる「フィールズ賞」受賞者を審査・選定する団体だ。今年のフィールズ賞は13日、コエックスで開かれる数学者大会で発表される。



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