１８日にソウルの明洞聖堂でフランシスコ法王が執典する「平和と和解のためのミサ」に、済州（チェジュ）の江汀（カンジョン）村の住民と、双龍（サンヨン）自動車の解雇者、密陽（ミリャン）送電塔建設予定の地域住民らが参加する。

もともと平和ミサには北朝鮮側のカトリック信者と慰安婦の被害女性を招いていた。その後、天主教の平和委員会で双龍自動車の解雇者の中からカトリック信者のミサ参加を要請した。また天主教の一角では済州江汀村と密陽送電塔の住民たちの参加を希望する声も出てきた。

法王訪韓準備委の広報担当ホ・ヨンヨプ神父は「ミサの性格は平和と和解を祈るミサだ。社会的対立への和解と平和を願うフランシスコ法王の精神にも合致して招待を決めた。そのほかにも国内で社会的対立にある関係者と対立解決のために努めている奉仕者も共に招く予定だ」と説明した。この事実を発表する過程で、文化体育観光部と訪韓準備委員会の間で「招待確定の有無」についての意見調整ができずに揺れ動いた。


１６日にフランシスコ法王が忠清北道（チュンチョンブクド）の陰城（ウムソン）花の村を訪問する際には、障害者が直接描いた法王の肖像画や足の指でつくった折り鶴などを法王にプレゼントする予定だ。法王に花束を渡すのも両腕のない少女がつとめる。修道女がそばで花束贈呈を補助する。