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<韓国兵暴行事件>「死亡兵士の家族、許そうとしたが真相知って衝撃」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ユン一等兵の家族は現在、外部との連絡を最小限に減らし、教会で礼拝しながら気持ちを落ち着かせている。しかし家族が過酷行為の真相を最近まで知らなかったことは、いくつかの証言を通じて確認されている。

軍人権センターの関係者は5日、「ユン一等兵の遺族は当初、気道閉塞で死亡したと思っていたが、遺体のあちこちのあざを確認し、暴行を受けた事実を把握した。しかし残酷な行為があったということは、軍人権センターが関連捜査記録を確保するまで知らなかった」と話した。

ユン一等兵事件の公判を見守ってきた裁判関係者も「遺族が捜査記録を見せてほしいと述べたが、軍検察が許可せず、見ることができなかったと理解する」と伝えた。事件初期にユン一等兵の家族を助けてきたユ弁護士(51)は「事件自体は軍検察が十分に捜査するものと考え、殉職処理や国立墓地埋葬問題を主に議論した」と話した。


ユン一等兵の家族は加害者を許す考えだったという。ユン一等兵が生前に家族と一緒に通った教会のある知人は「信仰が厚い方なので、信仰心で加害者を許そうとしていると聞いた」と語った。別の教会関係者も「親は『加害者も誰かの子ども』と言いながら、彼らのことを心配したりしていた」と伝えた。

ユン一等兵の葬儀でも「容赦」に関する話が出てきた。教会の担任牧師は「聖書の中のアベルは神の生を実践し、兄のカインの疾視を受け、殴られて死んだ。○○は天国で親と兄弟、加害者のために祈るだろう」と述べた。しかし家族と親戚は過酷行為を先月知り、衝撃を受けたという。

一方、この日午前、第28師団軍事法廷で開かれた4回目の公判で、軍検察はイ兵長(26)に強制わいせつ容疑を追加した。管轄裁判所も第3軍司令部に変更された。ユン一等兵の家族はこの日、裁判に出席しなかった。

一部の市民は加害兵士らに向かい、「どうすれば人をそのように殴れるのか」と声をあげた。その過程で一部の加害者はうなだれて泣いたが、主導者のイ兵長(26)は無表情だった。



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