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漢江公園のゴミ事情…「良心欠如者たちの巣窟、ペットの糞尿までそのまま」=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

先月30日午後、漢江(ハンガン)の纛島(トゥクソム)地区清掃本部ゴミ集荷場。冬季に比べ訪れる市民が多くてゴミの量も6~7倍に増える夏には、ゴミの分別作業だけで3~4時間かかる。

「分別?望んでもいない。こうしてごみ箱の周辺に(ゴミを)集めてくれるだけでもありがたい」。

先月30日午前6時半ごろ、漢江(ハンガン)公園纛島(トゥクソム)遊園地駅2番出口。高さ1メートル、幅70センチのゴミ箱はぎっしりと埋まっていた。勝手に捨てられたゴミで周辺の2~3メートル一帯はまるで爆撃を受けたようだ。チキンボックス・ビール缶が入った袋、半分ほど食べ残して悪臭が漂うスイカ、半分ほど残ったコーラのペットボトル…。ク・ソンウォン氏(65)は「夏は、このくらいなら良い方」と言いながら何事もなくゴミを回収用の車に入れ始めた。

ク氏は「漢江清掃員」2年目だ。記者はこの日、纛島遊園地駅とソウルの森区間のごみ箱20カ所とトイレ10カ所を清掃するク氏の一日を同行取材した。環境美化員の目から見た漢江公園は、良心欠如者たちの巣窟のようだった。11の漢江公園管理区域のうちク氏が担当する纛島地区(ソウルの森~九里市境界の漢江河川敷)はゴミが最も多い区域とされている。漢江事業本部によれば今年6月の漢江全体のゴミの量は468トン。冬季の2月(75トン)と比べると7倍に増えた。一日に回収される量だけで10~20トンになる。


午前7時。纛島遊園地の音楽噴水周辺のゴミ箱を片づけていたク氏が黒いビニール袋1つを見つけて記者に手渡した。持ってみると重かった。「これちょっと見てみて。ニンジンの皮や魚の骨でしょ。ここに(漢江公園)で食べたものじゃない。家から持ってきたものだろう。ゴミ袋の値段なんてどれほどにもならないのに…」。近隣住民たちが家から持ってきた残飯ゴミだった。あきれたように首を左右に振ったク氏は、黄色のテープでぐるぐる巻きにされた袋も示した。中は古い服類や家のゴミなどでいっぱいだった。

午前9時30分。ク氏はソウルの森駐車場に捨てられた鉄製の椅子を車に入れた。キャンプ用の椅子ではなかった。家で処理するのが難しい家具を捨てて行ったのだ。毎日こうした家具が捨てられるという。ク氏は控室の中にある家具も全部拾ってきたものだといった。「朝、車で来て駐車場にこっそりと捨てていく」。10分後、ク氏は回収用の車を止めた。彼は「最も大きい悩みの種があれ」と言って木の後ろを示した。前の夜に市民が酒宴を行った後、そのままにしていったものだった。新聞紙の周囲にマッコリやビール缶、菓子袋などが乱雑に散らかっていた。そのそばにはタバコの吸殻20本余りが芝生に捨てられていた。ク氏は「漢江公園は禁煙地域ではないが、タバコの吸殻をどこにでも捨てられないように措置を取る必要がある」と話した。



漢江公園のゴミ事情…「良心欠如者たちの巣窟、ペットの糞尿までそのまま」=韓国(2)

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