山梨大学生命環境学部の若山照彦(繁殖生物学)教授は妻の若山清香特任助教授とともに実験を主導した。宇宙放射線が哺乳類の生殖細胞に及ぼす影響を調査する実験に日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)も参加した。
若山教授は先に自身が開発した方式でマウス12匹の精子を凍結乾燥(フリーズドライ)させた。今回の実験の核心技術だ。そして昨年8月、無人宇宙補給機「こうのとり」にのせて国際宇宙ステーションに送った。フリーズドライ状態の精子は「きぼう」と名前をつけた日本実験棟の冷凍庫中に9カ月間保管された。宇宙空間で精子のDNAが損傷するのかどうかが関心事であった。研究チームは今年5月、宇宙放射線に露出したマウスの精子の一部を米国の補給機が地球に戻る際に回収した。そして地上にあったマウス雌の卵子と人工受精をさせ、雌の子宮に着床させた。
若山教授は先に自身が開発した方式でマウス12匹の精子を凍結乾燥(フリーズドライ)させた。今回の実験の核心技術だ。そして昨年8月、無人宇宙補給機「こうのとり」にのせて国際宇宙ステーションに送った。フリーズドライ状態の精子は「きぼう」と名前をつけた日本実験棟の冷凍庫中に9カ月間保管された。宇宙空間で精子のDNAが損傷するのかどうかが関心事であった。研究チームは今年5月、宇宙放射線に露出したマウスの精子の一部を米国の補給機が地球に戻る際に回収した。そして地上にあったマウス雌の卵子と人工受精をさせ、雌の子宮に着床させた。
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