韓国について知っているのは韓国戦争(朝鮮戦争)とワールドカップがすべてだった。しかし今では人々は彼のことを韓国人よりも韓国人だという。総合編成チャンネルJTBCの芸能番組『非首脳会談』で「トルコ儒生」と呼ばれるエネス・カヤさん(30)。11人の外国人パネリストの中で韓国人よりも保守的な性格のためかこのようなニックネームがついた。婚前同棲に関し「トルコではそんなことをしたら銃に撃たれて死ぬ」と発言し、話題になった。
今月22日、ソウル江南(カンナム)のカフェで会ったエネスさんは27日までラマダン期間とだと言って水さえ口にしなかった。一口勧めたものの「イスラムでは1年のうち一度、日が昇っている間に禁食する期間がある。人の欲と誘惑をはね除けることができる唯一の手段が飢えだと考えているため」としながら最後まで遠慮した。
--「トルコ儒者」とのニックネームがついた。
「私はそのニックネームが好きだ。話をする時は慎重だがストレートに自分の意見を言うほうだ。婚前同棲発言が話題になったが自分の考えをそのまま話したらあのような表現になった。悪い意図があってそのように言ったのではない。早くから真面目だったせいでもあるようだ。父親は中学生だった私に『お前は同じ年頃より年上の子供と遊んでこそ早く学び世間を知るようになる』とも話した」
--父親の勧めで韓国に来たそうだが。
「2002年韓日ワールドカップ当時、父親が韓国で事業をしている後輩から韓国話を聞いてそのような提案をした。当時は韓国語が一つも分からずその心配ばかりしていた。当初は大学を卒業したらすぐに帰ろうと思っていたがもう12年目だ(笑)」
2002年9月、韓国の地を初めて踏んだ彼は1年間建国(コングク)大学の語学堂で韓国語を勉強した後、2004年から4年間、漢陽(ハンヤン)大学で情報技術経営学を専攻した。「工大生がかっこよく入学したものの実際に卒業しようとしたら恥ずかしいことこの上なかった」。勉学を怠ったので卒業証書受けるのがきまり悪かったということらしい。その後、2009年から1年間、トルコ出身のシェノル・ギュネシュ元FCソウルサッカー監督の通訳を手伝った。記者会見で自然に放送関係者たちと接してさまざまな芸能番組に出演するようになった。2010年、韓国映画『超能力者』では主演俳優コ・スの友人として登場したこともある。本業はトルコジュースを輸入する貿易商だ。
エネスさんはトルコでも有名人だ。韓国での放送活動の活躍が故国の新聞や放送に紹介されることもある。SNSを通じてトルコのファンはエネスさんに「外国でトルコのことを忘れず過ごしてくれていて感謝する」という。
--トルコ出身としては最も有名なタレントのようだが。
「実は放送出演は刃物の上を歩くような気持ちだ。人々は私を通じてトルコを判断する。トルコに対して良いイメージを持ってもらいたい」
--どんなイメージことか。
「トルコ国民の大部分がイスラム教を信じている。イスラム律法により酒と豚肉は口にしない。私も同じだ。しかしトルコはイスラム国家のうちで最も開放的な国家だ。“名誉の殺人”のように宗教だけを前面に出す国ではない」
--トルコと韓国を兄弟の国という。
「韓国とトルコは似て非なる国だ。トルコも普段は親切だがなにか一つ間違えれば最後だ。しかしその間違いは早く忘れるほうだ。今年5月、トルコで鉱山爆発事故が起きて300人以上が亡くなったが、今トルコの人々はそのことを皆よく知らない。ところで韓国の人々はセウォル号惨事をずっと覚えている。これは違うと思う状況では最後まで妥協をしないから韓国が好きだ」
エネスさんはインタビュー中にかかってきた電話にも流ちょうな韓国語で受けた。「単語はよく分からないが発音はいい自信がある。電話をしている時、相手は私が外国人だということに気がつかない」。語学堂に通っている時は学校でも地下鉄でも見知らぬ人を捕まえて「私はトルコ人だが、どこへ行くのか」と質問したという。エネスさんは「互いに目が合った時、目をそらさなければ話しかけたくなり気になるではないか」といたずらっぽく答えた。
今月22日、ソウル江南(カンナム)のカフェで会ったエネスさんは27日までラマダン期間とだと言って水さえ口にしなかった。一口勧めたものの「イスラムでは1年のうち一度、日が昇っている間に禁食する期間がある。人の欲と誘惑をはね除けることができる唯一の手段が飢えだと考えているため」としながら最後まで遠慮した。
--「トルコ儒者」とのニックネームがついた。
「私はそのニックネームが好きだ。話をする時は慎重だがストレートに自分の意見を言うほうだ。婚前同棲発言が話題になったが自分の考えをそのまま話したらあのような表現になった。悪い意図があってそのように言ったのではない。早くから真面目だったせいでもあるようだ。父親は中学生だった私に『お前は同じ年頃より年上の子供と遊んでこそ早く学び世間を知るようになる』とも話した」
--父親の勧めで韓国に来たそうだが。
「2002年韓日ワールドカップ当時、父親が韓国で事業をしている後輩から韓国話を聞いてそのような提案をした。当時は韓国語が一つも分からずその心配ばかりしていた。当初は大学を卒業したらすぐに帰ろうと思っていたがもう12年目だ(笑)」
2002年9月、韓国の地を初めて踏んだ彼は1年間建国(コングク)大学の語学堂で韓国語を勉強した後、2004年から4年間、漢陽(ハンヤン)大学で情報技術経営学を専攻した。「工大生がかっこよく入学したものの実際に卒業しようとしたら恥ずかしいことこの上なかった」。勉学を怠ったので卒業証書受けるのがきまり悪かったということらしい。その後、2009年から1年間、トルコ出身のシェノル・ギュネシュ元FCソウルサッカー監督の通訳を手伝った。記者会見で自然に放送関係者たちと接してさまざまな芸能番組に出演するようになった。2010年、韓国映画『超能力者』では主演俳優コ・スの友人として登場したこともある。本業はトルコジュースを輸入する貿易商だ。
エネスさんはトルコでも有名人だ。韓国での放送活動の活躍が故国の新聞や放送に紹介されることもある。SNSを通じてトルコのファンはエネスさんに「外国でトルコのことを忘れず過ごしてくれていて感謝する」という。
--トルコ出身としては最も有名なタレントのようだが。
「実は放送出演は刃物の上を歩くような気持ちだ。人々は私を通じてトルコを判断する。トルコに対して良いイメージを持ってもらいたい」
--どんなイメージことか。
「トルコ国民の大部分がイスラム教を信じている。イスラム律法により酒と豚肉は口にしない。私も同じだ。しかしトルコはイスラム国家のうちで最も開放的な国家だ。“名誉の殺人”のように宗教だけを前面に出す国ではない」
--トルコと韓国を兄弟の国という。
「韓国とトルコは似て非なる国だ。トルコも普段は親切だがなにか一つ間違えれば最後だ。しかしその間違いは早く忘れるほうだ。今年5月、トルコで鉱山爆発事故が起きて300人以上が亡くなったが、今トルコの人々はそのことを皆よく知らない。ところで韓国の人々はセウォル号惨事をずっと覚えている。これは違うと思う状況では最後まで妥協をしないから韓国が好きだ」
エネスさんはインタビュー中にかかってきた電話にも流ちょうな韓国語で受けた。「単語はよく分からないが発音はいい自信がある。電話をしている時、相手は私が外国人だということに気がつかない」。語学堂に通っている時は学校でも地下鉄でも見知らぬ人を捕まえて「私はトルコ人だが、どこへ行くのか」と質問したという。エネスさんは「互いに目が合った時、目をそらさなければ話しかけたくなり気になるではないか」といたずらっぽく答えた。
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