この話を取り上げたのは、青瓦台の説明が間違っているということを話すためではない。一理ある説明だ。ただ消費不振が10年前も深刻な問題だったということを指摘したいからだ。時には政府が傍観し消費不振が韓国経済の慢性病となってしまったということだ。
民間消費だけで話せば韓国経済は「失われた10年」だ。2003年から昨年まで民間消費支出増加率が国内総生産(GDP)増加率より高かったのは2005年のただ1回だけだった。GDPのうち民間消費の割合が2002年の57%から昨年は49%に急落した理由だ。少し前まではセウォル号が問題だとしていた。消費は回復していたがセウォル号沈没事故でたじろいでいるとした。だが、セウォル号沈没事故が問題ならばいまは消費が再び回復しなければならない。実際そうだろうか。新経済チームが連日景気浮揚を主唱するのが端的な証拠だ。韓国経済のどこかが故障しているという話だ。
【コラム】韓国の「失われた消費10年」(2)
民間消費だけで話せば韓国経済は「失われた10年」だ。2003年から昨年まで民間消費支出増加率が国内総生産(GDP)増加率より高かったのは2005年のただ1回だけだった。GDPのうち民間消費の割合が2002年の57%から昨年は49%に急落した理由だ。少し前まではセウォル号が問題だとしていた。消費は回復していたがセウォル号沈没事故でたじろいでいるとした。だが、セウォル号沈没事故が問題ならばいまは消費が再び回復しなければならない。実際そうだろうか。新経済チームが連日景気浮揚を主唱するのが端的な証拠だ。韓国経済のどこかが故障しているという話だ。
【コラム】韓国の「失われた消費10年」(2)
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