中国が北朝鮮に食糧や原油を与えているのは誰もが知っている事実だ。米国は、そんな中国が北核解決のカギを握っていると追い詰める。だが中国は、米国との対立戦線で緩衝役をする北朝鮮の安定が優先だ。「内政干渉」はできないと言いながら腕組みをしている。米国はどうなのか。核威嚇をする問題国家・北朝鮮の存在が必要だ。それでこそ日本の集団的自衛権の行使と再武装化、韓日米の三角同盟構築を通した中国牽制が可能だ。これが「戦略的忍耐(strategic patience)」の実状だと中国は辛らつに批判する。いくら仲が良くても決して強大国を動かすことができず、核を頭に載せて生きなければならないのが現実だ。
韓国自らの力で迷路から抜け出さなければならない。最善の方法は南北関係の改善だ。体制競争で先んじている韓国が先に包容的なアプローチの姿勢を見せなければならない。コストはかかるだろうが、北核解決によって強大国依存度を低くし外交的な位置づけを強化させるだろう。緊張が緩和され、国際社会で声が大きくなれば、結果的にコストをはるかに上回る利益が戻ってくる。強大国が北核解決のために動くことになる条件も作ることができる。朴槿恵(パク・クネ)政権は昨日、統一準備委員会をスタートさせた。対話の雰囲気は熟した。今は局面を変える一手が出てこなければいけない。
【コラム】朴槿恵、強大国だけに依存すれば失敗する(2)
韓国自らの力で迷路から抜け出さなければならない。最善の方法は南北関係の改善だ。体制競争で先んじている韓国が先に包容的なアプローチの姿勢を見せなければならない。コストはかかるだろうが、北核解決によって強大国依存度を低くし外交的な位置づけを強化させるだろう。緊張が緩和され、国際社会で声が大きくなれば、結果的にコストをはるかに上回る利益が戻ってくる。強大国が北核解決のために動くことになる条件も作ることができる。朴槿恵(パク・クネ)政権は昨日、統一準備委員会をスタートさせた。対話の雰囲気は熟した。今は局面を変える一手が出てこなければいけない。
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