「1枚も書いていない原稿用紙を前に置いて鉛筆を2、3本削ってみたり、手足の爪を切ってみたり、最近突然増えた白髪を数えたり、鼻毛を抜いて猫の鼻に差し込んでみたりしながら貴重な時間を浪費して、やっと執筆に着手する頃には力をほとんど使ってしまったものだ」。
日本の作家・五木寛之(81)のエッセイ集『風に吹かれて』をパラパラと読んでみたら、鳥肌が出るような強い共感に、感嘆の声と一緒に涙まで一粒落とすところだった。時計の針がカチカチと回る切迫した瞬間に、どうして五木氏は手足の爪を切り、自分の鼻毛を抜いて猫の鼻に差し込むのだろうか。借金取りの足音のように締め切り時間が近づいているのに、他人が書いた随筆集を何となく読んでいる私の体たらくぶりといったら…。決して正常だとは言えない。
【コラム】正常と非正常=韓国(2)
日本の作家・五木寛之(81)のエッセイ集『風に吹かれて』をパラパラと読んでみたら、鳥肌が出るような強い共感に、感嘆の声と一緒に涙まで一粒落とすところだった。時計の針がカチカチと回る切迫した瞬間に、どうして五木氏は手足の爪を切り、自分の鼻毛を抜いて猫の鼻に差し込むのだろうか。借金取りの足音のように締め切り時間が近づいているのに、他人が書いた随筆集を何となく読んでいる私の体たらくぶりといったら…。決して正常だとは言えない。
【コラム】正常と非正常=韓国(2)
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