音声認識機能もさらに向上した。Ｇウォッチに「明日朝６時にアラーム設定」と話すと、アラームがセットされた。簡単な文字や電子メールも音声で難なく送ることができる。「妻に『いま出発するので少し待ってほしい』と文字メッセージを送ってほしい」と話すと、画面に話した内容が文字で表示され、そのまま送られる。ＬＧ電子の関係者は「音声認識機能を通じてする指示がグーグルのサーバーに蓄積されて、学習されながら認識率が上がる」とし「使えば使うほど賢くなるという意味」と述べた。ただ、グーグルマップの韓国地図が正確でないため、米国とは違い国内ではナビゲーションのような経路サービスがない。グーグルグラスの広報動画で見ることができた「工事中なので右折してください」「次の道を右折してください」などの案内は受けることはできない。

Ｇウォッチはメーカーに関係なくアンドロイド４．３バージョン以上を使用するすべての機器と連動可能だ。ギアライブも同じだ。ギアライブをＬＧ　Ｇ３と、ＧウォッチをサムスンギャラクシーＳ５とともに使用できるということだ。ＧウォッチとギアライブはアンドロイドウェアでＧｏｏｇｌｅ　Ｎｏｗを使うという点で大差ない。ただ、Ｇウォッチがギアライブに比べ、画面がやや大きい。バッテリーもＧウォッチは４００ミリアンペア時（ｍＡｈ）で、ギアライブ（３００ｍＡｈ）より容量がやや大きい。Ｇウォッチはベルト連結部位を標準化（２２ミリ）し、従来の時計のベルトも使用できる。そのほか、チップセット（１．２ＧＨｚ　Ｓｎａｐｄｒａｇｏｎ４００）やメモリー（５１２ＭB）は全く同じだ。価格はＧウォッチ（２６万９０００ウォン）がギアライブ（２２万４０００ウォン）に比べ少し高い。丸いデザインで注目されているＭｏｔｏ　３６０はまだ正確な諸元が公開されていない。

「終電に乗るならいま出発を」 …“手首上の個人秘書”スマートウォッチ＝韓国（１）