実際、韓中修交22年間、両国の経済交流規模は飛躍的に拡大したが、経済協力方式にはそれほど大きな変化がなかった。韓国は中国の人材を活用するために中国に投資し、ここに必要な原材料と中間材を輸出する一方、中国は中低価格の工業製品と農水産物を韓国に輸出するというパターンだ。しかしこうした方式の経済協力はもう限界に直面している。もう中国は低賃金労働力を唯一の競争力とする「世界の工場」ではない。中国は規模だけが世界2位の経済大国に成長したのではなく、技術的にも国際市場で韓国と激しく競争する高度産業国家に変身した。世界的な競争力を備えた先端企業が次々と登場し、資源と投資分野ではすでに世界トップレベルに浮上した。その間、両国の経済交流を増やしてきた経済環境と構造が変わったのだ。
韓中経済協力はもう変化した環境に合わせて新しい形に変わらなければ、これ以上の拡大が難しくなった。新しい経済協力は、両国の強みを生かして相互利益を増大させる「ウィン・ウィン」方式でなければならない。中国は巨大な市場と莫大な人材、強大な資本力が強みだ。韓国は製造技術と情報技術(IT)、流通、韓流文化商品が優位にある。韓中経済協力は、こうした要素を結合し、新しい価値を創出することに活路を見いだすことができる。両国企業はすでに多角的な協力を模索している。韓中両国政府はこれを後押しする制度的な枠組みを用意するのに政策的な協力を惜しんではならない。今回の習近平主席の訪韓が、韓中経済協力方式を一段階アップグレードする契機になることを望む。
韓中経済協力はもう変化した環境に合わせて新しい形に変わらなければ、これ以上の拡大が難しくなった。新しい経済協力は、両国の強みを生かして相互利益を増大させる「ウィン・ウィン」方式でなければならない。中国は巨大な市場と莫大な人材、強大な資本力が強みだ。韓国は製造技術と情報技術(IT)、流通、韓流文化商品が優位にある。韓中経済協力は、こうした要素を結合し、新しい価値を創出することに活路を見いだすことができる。両国企業はすでに多角的な協力を模索している。韓中両国政府はこれを後押しする制度的な枠組みを用意するのに政策的な協力を惜しんではならない。今回の習近平主席の訪韓が、韓中経済協力方式を一段階アップグレードする契機になることを望む。
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