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【コラム】米中間の道を問う(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今日訪韓する中国の習近平国家主席のアジア新安保構想は見れば見るほど驚く。5月に上海で開催されたアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)での演説は、中国主導の新秩序宣言だった。アジアの、アジアによる、アジアのための安全保障機構の創設を主張した。論点は直接的だ。

▼アジアのことはアジア人が遂行し、アジアの問題はアジア人が処理し、アジアの安全はアジア人が守らなければならない。

▼(アジアは)一つが繁栄すればすべてが繁栄し、一つが損をすればすべてが損をする運命共同体となっている。


中国建国以来、初のアジア集団安保構想だ。アジア運命共同体論は非同盟の中国外交路線さえも疑わせる。北大西洋条約機構(NATO)の核心条項と似ている。NATOのある加盟国に対する攻撃は全体に対する攻撃と見なす(条約5条)。NATOの絆は「一国は全体のため、全体は一国のため」だ。さらに2つの点が目を引く。

▼第3国を対象にした軍事同盟は、地域共同の安全保障維持にマイナスだ。

▼発展こそ最大の安全保障であり、安全保障を解決する万能のカギだ。

米国とその同盟主導の秩序に対する否定的な認識、中国的な安保思想がよく表れている。発展を旗幟とし、また接着剤とするアジア共存・共栄主義だ。習主席は「賢明な人は時代に合わせて変化する(明者因時而変)」とし、CICAを安保協力の新しい枠として構築しようと提案した。CICAは韓国をはじめ、26カ国が参加している。米国と日本はオブザーバーだ。

習主席のアジア新安保構想は、米国のアジア回帰(リバランス)に向けている。いくつかのことを思い出させる。中国は変わった。トウ小平の守勢外交が幕を下ろした。旧秩序の受容者ではなく、新秩序の形成者への変貌だ。中国戦国時代を統一した秦の連衡策がにじみ出ている。弱小6カ国の合従を崩すためにこの6カ国と個別の協力関係を構築した秦の戦略と似ている。日本の集団的自衛権行使で緊密になる米国-日本-東南アジア国家間の安保協力への対抗軸を作る考えだろう。米中間には文明衝突の様相もある。米国は自由と人権伸長に特別な使命感を持つという例外主義の性向が強い。人権と民主主義を安保の基礎にも連結する(オバマ大統領の5月28日の米陸軍士官学校での演説)。発展を安保の前提と見る習近平の構想とは接点がない。考えてみると、中国ほど例外的な国もない。中華思想・秩序は古来のDNAだ。



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