イラスト=カン・イルグ
公共機関改革と規制緩和など野心にあふれ進めようとしていた朴槿恵大統領の経済革新政策はオールストップ状態だ。セウォル号沈没事故後2カ月にわたり国政は事実上まひ状態と変わらなかった。どうにか精神を収拾し何かしてみようとしたところに起きた権力の危機は政策の推進動力を萎縮させている。執権2年目の最初の6カ月が何もできないままこのように過ぎ去ってしまった。そうしている間にもっと大きな危機の影がもぞもぞと押し寄せてきている。それが経済危機の兆しだ。2011年から始まった景気低迷から回復できないまま、さらに落ち込む可能性がますます大きくなっているのだ。
【コラム】権力の危機、経済の危機=韓国(2)
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