ブラジルワールドカップ(W杯)本大会1次リーグ敗退という成績表を手に握った韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が、16強入りを果たせなかった責任を被った。好成績を得るために最善を尽くしたが、足りないところが多かったと語った。
洪監督は27日、ブラジル・サンパウロで行われたベルギーとのブラジルW杯本大会H組最終戦の後、公式記者会見を行い、「選手たちは最善を尽くしたが、監督の私が最も不足していたのではないかと思う」とし「最善を尽くしたが、今のところは(実力の)壁があるのではないかという気がする」と述べた。
1敗1分けの勝ち点1でH組最下位だった韓国は、ベルギーに必ず大差をつけて勝った後、アルジェリア-ロシア戦の結果を見なければならない状況だった。前半終了直前にベルギーのMFスティーブン・デフール(26、ポルト)が非紳士的なタックルで退場となり、有利な流れになったが、むしろ後半32分に相手DFヤン・ベルトンゲン(トットナム)にゴールを許し、0-1で敗れた。韓国は今大会を2敗1分け、勝ち点1で終えた。2002韓日W杯以来3大会連続で続いた本大会の勝利も12年ぶりにストップした。
洪監督はベルギー戦での無得点の原因について、「韓国の選手は攻撃的な面に重点を置いたが、ボールがサイドでなく真ん中に集中し、効率性の面で問題があった」と説明した。去就について尋ねる海外記者の質問には「この席で話すのは難しそうだ」とし「私が自分で判断したい。ひとまず与えられた状況を受け入れ、正しい道を判断したい」と即答を避けた。
韓国代表は27日、ベースキャンプ地のイグアスに戻り、最後の整理をした後、帰国する予定だ。
以下は洪明甫監督の一問一答。
--16強入りを果たせなかった決定的な原因は何だと思うか。他のアジアのチームもすべて敗退したが。
「他のアジアのチームも最善を尽くしたと思う。私たちも最善を尽くした。ただ、W杯に出るうえで監督である私が最も不足していたのではないかと思う」
--代表選手に何点ほど与えられるか。監督自身には何点を与えることができるか。
「私たちの選手を点数で言うのは難しいが、持っている能力の中で試行錯誤もあったが、最善を尽くしたと思う。私の点数を自分が評価するのはやりにくいが、やはり私が最も不足した人だったと思う」
--今日のベルギー戦は最もゴールが必要な試合だったが、無得点に終わった理由は。
「実際、相手が1人退場するまでは劣勢だった。その中でうまく逆襲を作れていた。相手が1人退場してから全体的に状況が変わり、韓国の選手が攻撃的な面に重点を置いた。ボールがサイドから出て上がっていれば、もうう少し良いチャンスを作れたが、プレーがやや真ん中に集中したのが惜しまれる」
--韓国が10人を相手に勝てなかった。アジアサッカーが勝てなかった理由は。
「今回のW杯に参加したアジアの国はそれぞれ最善を尽くした。今のところは壁があるという印象を受けるのも事実だ」
--監督自身に責任があると述べたが、引き続き監督をするのか、辞退するのか。
「この席で話すのは難しいようだ。私が自分で考えて判断したい」
--アジアチームのうち韓国がW杯の決勝に進むためにはどうするべきか。
「選手は常に夢を持っている。それを実現するために多くの努力をしなければいけない。アジアサッカーが全体的に良い結果を得られなかったので、その部分は各チームが少しずつ違うスタイルのサッカーをしたが、全体的に私たちがW杯に挑戦するうえで不足している点があった」
--韓国サッカーがベルギーのように帰化選手を起用する考えはあるのか。そのようにすれば守備がもう少し強くなると思われるが。
「私たちのDF選手は今後、才能ある選手が出てくると信じている。より良いリーグで競技できれば、私たちの選手はもっと強くなれる。今でも常に最善を尽くしてきたので、特に選手に不満を持ったりはしない」
--大会を準備しながら戦術的にうまくいった点、そうでない点は。
「アルジェリア戦で前半に3失点し、チームが崩れたのが惜しまれる。後半にジョーカーを投入して効果があったが、その選手たちを使う前にすでに状況が決定していた。その部分が惜しまれる。それでも選手たちは準備をし、戦略的にうまくいったと考える」
--W杯を準備しながら「成績に関係なく悔いのない競技をしたい」と話していたが。
「個人的に与えられた状況で最善を尽くした。私の個人的なW杯は悔いを残さないのが目標だった。私たちは実力が不足していたが、最善を尽くしたと思う。後悔はない。選手たちが大きな大会を経験したのはよいことだと思う」
--指導者として成功と失敗を経験したが、契約を満たすことも一つの責任ではないのか。世論の反応やサッカー協会の評価を優先視するのか。
「基本的に他の人の考えに支配されない。私が正しい道を判断する。今後どんなことが起こるかは分からないが、私はいま与えられた状況ですべてのものを受け入れ、このチームは最初から私が始めたし、私がW杯が終わるまで一緒にしなければいけないと考える」
--体力的に問題があったのか。
「結果的にそのような状況になったことに対しては、問題があったと見なければいけないようだ。常に与えられた状況の中で選手のコンディションを見ながら準備したが、結果的に失敗したと見なければいけないようだ」
--朴主永(パク・ジュヨン)が先発しなかったが、決定の背景は。
「特別に面談はしなかった。この試合に必要な選手を投入したし、その状況に対して他の選手が十分に役割をしたと考える」
<W杯サッカー>韓国、ベルギーに惨敗(2)ヴィルモッツ監督「いい練習になった」
洪監督は27日、ブラジル・サンパウロで行われたベルギーとのブラジルW杯本大会H組最終戦の後、公式記者会見を行い、「選手たちは最善を尽くしたが、監督の私が最も不足していたのではないかと思う」とし「最善を尽くしたが、今のところは(実力の)壁があるのではないかという気がする」と述べた。
1敗1分けの勝ち点1でH組最下位だった韓国は、ベルギーに必ず大差をつけて勝った後、アルジェリア-ロシア戦の結果を見なければならない状況だった。前半終了直前にベルギーのMFスティーブン・デフール(26、ポルト)が非紳士的なタックルで退場となり、有利な流れになったが、むしろ後半32分に相手DFヤン・ベルトンゲン(トットナム)にゴールを許し、0-1で敗れた。韓国は今大会を2敗1分け、勝ち点1で終えた。2002韓日W杯以来3大会連続で続いた本大会の勝利も12年ぶりにストップした。
洪監督はベルギー戦での無得点の原因について、「韓国の選手は攻撃的な面に重点を置いたが、ボールがサイドでなく真ん中に集中し、効率性の面で問題があった」と説明した。去就について尋ねる海外記者の質問には「この席で話すのは難しそうだ」とし「私が自分で判断したい。ひとまず与えられた状況を受け入れ、正しい道を判断したい」と即答を避けた。
韓国代表は27日、ベースキャンプ地のイグアスに戻り、最後の整理をした後、帰国する予定だ。
以下は洪明甫監督の一問一答。
--16強入りを果たせなかった決定的な原因は何だと思うか。他のアジアのチームもすべて敗退したが。
「他のアジアのチームも最善を尽くしたと思う。私たちも最善を尽くした。ただ、W杯に出るうえで監督である私が最も不足していたのではないかと思う」
--代表選手に何点ほど与えられるか。監督自身には何点を与えることができるか。
「私たちの選手を点数で言うのは難しいが、持っている能力の中で試行錯誤もあったが、最善を尽くしたと思う。私の点数を自分が評価するのはやりにくいが、やはり私が最も不足した人だったと思う」
--今日のベルギー戦は最もゴールが必要な試合だったが、無得点に終わった理由は。
「実際、相手が1人退場するまでは劣勢だった。その中でうまく逆襲を作れていた。相手が1人退場してから全体的に状況が変わり、韓国の選手が攻撃的な面に重点を置いた。ボールがサイドから出て上がっていれば、もうう少し良いチャンスを作れたが、プレーがやや真ん中に集中したのが惜しまれる」
--韓国が10人を相手に勝てなかった。アジアサッカーが勝てなかった理由は。
「今回のW杯に参加したアジアの国はそれぞれ最善を尽くした。今のところは壁があるという印象を受けるのも事実だ」
--監督自身に責任があると述べたが、引き続き監督をするのか、辞退するのか。
「この席で話すのは難しいようだ。私が自分で考えて判断したい」
--アジアチームのうち韓国がW杯の決勝に進むためにはどうするべきか。
「選手は常に夢を持っている。それを実現するために多くの努力をしなければいけない。アジアサッカーが全体的に良い結果を得られなかったので、その部分は各チームが少しずつ違うスタイルのサッカーをしたが、全体的に私たちがW杯に挑戦するうえで不足している点があった」
--韓国サッカーがベルギーのように帰化選手を起用する考えはあるのか。そのようにすれば守備がもう少し強くなると思われるが。
「私たちのDF選手は今後、才能ある選手が出てくると信じている。より良いリーグで競技できれば、私たちの選手はもっと強くなれる。今でも常に最善を尽くしてきたので、特に選手に不満を持ったりはしない」
--大会を準備しながら戦術的にうまくいった点、そうでない点は。
「アルジェリア戦で前半に3失点し、チームが崩れたのが惜しまれる。後半にジョーカーを投入して効果があったが、その選手たちを使う前にすでに状況が決定していた。その部分が惜しまれる。それでも選手たちは準備をし、戦略的にうまくいったと考える」
--W杯を準備しながら「成績に関係なく悔いのない競技をしたい」と話していたが。
「個人的に与えられた状況で最善を尽くした。私の個人的なW杯は悔いを残さないのが目標だった。私たちは実力が不足していたが、最善を尽くしたと思う。後悔はない。選手たちが大きな大会を経験したのはよいことだと思う」
--指導者として成功と失敗を経験したが、契約を満たすことも一つの責任ではないのか。世論の反応やサッカー協会の評価を優先視するのか。
「基本的に他の人の考えに支配されない。私が正しい道を判断する。今後どんなことが起こるかは分からないが、私はいま与えられた状況ですべてのものを受け入れ、このチームは最初から私が始めたし、私がW杯が終わるまで一緒にしなければいけないと考える」
--体力的に問題があったのか。
「結果的にそのような状況になったことに対しては、問題があったと見なければいけないようだ。常に与えられた状況の中で選手のコンディションを見ながら準備したが、結果的に失敗したと見なければいけないようだ」
--朴主永(パク・ジュヨン)が先発しなかったが、決定の背景は。
「特別に面談はしなかった。この試合に必要な選手を投入したし、その状況に対して他の選手が十分に役割をしたと考える」
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