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習主席が来月訪韓すれば…韓中「さらに緊密なパートナー」に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国の習近平国家主席が7月3日、韓国を訪問する。中国の最高指導者が就任後、北朝鮮よりも韓国を先に訪れるという点で目を引いている。彼の訪韓で注目すべき観戦ポイントは何だろうか。北核問題と韓中FTAなどさまざまな事案があるが、韓中両国の関係をどのように新しく設定するのかという問題に注視する必要がある。

端緒は習近平主席の訪韓を事前調整するために先月26日、ソウルを訪ねた王毅中国外相が提供した。彼は尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官に会った席で、意味深長な発言をした。「新しい地域および国際情勢の深刻な変化により、私たちは韓国をより一層緊密な協力パートナーとして選びたいと考えています」。

◆戦略的協力パートナーよりも高い段階に


韓中関係は現在「戦略的協力パートナー関係」と表現されている。2008年5月、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領訪中の際に胡錦濤国家主席と合意した結果だ。王毅外相の話には、これをより一層アップグレードしたパートナー関係に発展させなければならないとの意が含まれている。王毅外相は外交官に似合わず直接的だ。遠まわしには行かない。記者たちの前で遠慮なく言う王毅外相の話には中国の決意までも感じられる。それならば中国は果たして韓国とどんなパートナー関係を構築したいということであろうか。

まず中国の「パートナーシップ(同伴、partnership)」外交を調べる必要がある。中国がパートナーシップの概念を前に出し始めたのは1990年代後半からだ。ソ連が崩れて冷戦体制が終息すると中国は2つの判断をすることになった。1つは大規模な軍事脅威はないだろうということ。もう1つはこのような新しい状況を迎えて中国安保の比重を「伝統的安保(生存)」から「非伝統的安保(安定+繁栄)」領域に移す必要があるということだった。

これに伴い、中国は敵味方に分かれる同盟の代わりに、すべての国家との協力を試みるパートナー関係を2国間外交の枠組みとし始めた。パートナー関係は3つの特徴を持つ。相手方を敵対視しない。異見は差し置いて、意見が合う部分から協力する。特定の第3国を狙わない。この点が仮想敵国を想定する同盟とは区別される部分だ。また同盟が締結当事国間の義務を課すような拘束力があるのに対してパートナー関係ではそのような義務がない。そのためにパートナー関係はただの“リップサービス”にすぎないという酷評を聞いたりもする。

現在の中国との外交関係はよく単純修交→善隣友好関係→パートナー関係→伝統的友好協力関係の順に分類される。そしてパートナーの前には協力的・全面的・戦略的など多様な修飾語がついて中国の華やかなパートナー外交を後押しする。中国は2011年現在、182カ国の修交国のうち54カ国とさまざまな名前のパートナー関係を結んでいる。



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