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<W杯サッカー>孫弘敏「初ゴール重要でない…敗戦に胸痛む」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
アルジェリア戦の前半を0-3で終えた後、孫弘敏(ソン・フンミン、22、レバークーゼン)はプライドが傷ついたような怒りの表情だった。いつも笑顔を見せるため独メディアが付けた「サニーボーイ(sunny boy)」の姿は影も形もなかった。

孫弘敏は後半5分、奇誠庸(キ・ソンヨン、25、スウォンジーシティ)のロングパスを受け、ゴールを決めた。背中でトラップした後、体を回転させながら相手DFをかわし、左足でゴールを決めた。執念の結果だった。

最年少選手の追撃ゴールで、動きが硬かった先輩たちも目覚めた。後半12分の具滋哲(ク・ジャチョル、25、マインツ)のヘディングシュートはGKを通過したが、ゴール前で守っていた相手選手に防がれた。後半14分の奇誠庸の30メートル弾丸シュートは、GKの好セーブに阻まれた。


しかし韓国は後半17分、アルジェリアに4点目を許した。孫弘敏は今にも泣き出しそうな表情でグラウンドを走り回った。孫弘敏はついに後半26分、金信旭(キム・シンウク)のヘディングをシュートに結びつけ、そこから李根鎬(イ・グノ、29、尚州)-具滋哲とつながった追加ゴールのきっかけを作った。孫弘敏は奇誠庸の代わりにCKとFKも引き受けた。2-4とリードを許した後半、終盤のシュートチャンスを逃すと、グラウンドを叩きながら悔しがった。終了ホイッスルが鳴った後はひざまずいて涙を流した。

ミクストゾーンで会った孫弘敏は目がはれていたが、落ち着いて話をした。「朝まで応援してくれた国民に本当に申し訳ない姿を見せて面目ない。ハーフタイムには先輩たちと『悔いのない試合をしよう。アルジェリアは前半の45分間に3ゴールを入れたので、自分たちも自信を持とう』と話した」と伝えた。続いて「自分のW杯デビューゴールは重要でない。チームが負けたことに心が痛む」とも語った。

韓国はわずかな決勝トーナメント(16強)進出の望みを抱いてベルギー戦に臨む。孫弘敏は「ベルギーは強いチームだが、アルジェリア戦の後半のようにやれば十分に可能だ」と唇をかみしめた。



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