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<W杯サッカー>逆転負けのアルジェリア監督を記者が批判

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
記者会見場が聴聞会場のようだった。アルジェリアとベルギーの1次リーグH組第1戦が終わったベロオリゾンテのミネイロン競技場の記者会見場は険悪な雰囲気に包まれた。敗れたアルジェリアの記者らはハリホジッチ監督(62)を責めるように質問した。

アルジェリアは前半25分、フェグリ(25、バレンシア)が自ら得たPKを決めてリードした。しかし後半に体力の問題を表し、後半25分にフェライニ(27、マンチェスター・ユナイテッド)、35分にメルテンス(27、SSCナポリ)にゴールを許して崩れた。フェライニは後半開始と同時に、メルテンスは後半20分に交代投入されたため、ベルギーのヴィルモッツ監督(45)の用兵術が的中したということだ。

試合前、アルジェリアのファンの期待は高かった。モハメド・ライニさんは(42)は「新しい黄金世代が出てきた。中央MFベンタレブ(20、トットナム)はジネディーヌ・ジダンのように成長する選手」と期待を表した。


フェグリがPKを獲得すると、アルジェリアのファンは歓呼した。フェグリのPKがゴールネットを揺らすと、「ワン、ツー、スリー、ビバ!アルジェリア!」と叫んだ。アルジェリアの記者も抱き合いながら、28年ぶりとなるワールドカップ(W杯)本大会の得点を祝った。アルジェリアは1986年メキシコW杯以降、ゴールがなかった。

後半、期待は怒りに変わった。後半25分、ベルギーの同点ゴールが生まれてもアルジェリアのファンは応援をやめなかった。記者らも激励の拍手を送った。

10分後、フェグリがデ・ブライネのタックルで倒され、ボールを奪われた。このボールがアザール(23、チェルシー)に渡り、逆襲につながった。アザールは空いたスペースにいたメルテンスにボールをつなぎ、メルテンスは強力な右足シュートで逆転ゴールを決めた。先制ゴールに大喜びしていたアルジェリアの応援団は冷や水を浴びたように静まり返った。

アルジェリアの記者らはハリホジッチ監督が試合後に所感を述べると、試合について次々と指摘した。ある記者は「前半はよかったが、後半は残念だった。体力に問題があったのではないのか」と糾弾した。アルジェリアはW杯前にハードな体力トレーニングをした。フェグリが「練習があまりにもきつい」とメディアに訴えるほどだった。

ハリホジッチ監督は淡々と「私たちがより多く走った。ベルギーは運が良くゴールを入れただけだ。2つ目のゴールは審判が助けた」と述べた。続いて「デ・ブライネのタックルは反則だ。審判がきちんと見ていれば2つ目のゴールは奪われず、勝ち点1を獲得することができた。

ボールを奪われて同点ゴールにつながったモステファ (31、アジャクシオ)の起用にも批判が出てきた。ある記者が「なぜ中央MFのモステファをDFに配置したのか」と追及した。ハリホジッチ監督は眉をひそめながら「モステファは右DFとしてもよくプレーしてきた。世界で最も優れた選手の一人だ」とし「1-2で敗れた。ベルギーとは大きな差がなかった。選手を非難しない」と述べた。

最後の質問をしたアルジェリアの記者は不満そうな表情で声を高めた。「ベルギーは交代カードが功を奏したが、アルジェリアはそうでなかった」と、監督の用兵術を指摘した。

ハリホジッチ監督は「あなたは誰かを批判したいようだ。私たちにはアザールやフェライニ、メルテンスのような選手がいない。似た能力の選手もいない」とし「ハーフタイムにベルギーの逆襲に気をつけるように言ったが、防げなかった。それが私たちが負けた理由」と答えた。

ハリホジッチ監督は強力なカリスマを持つが、アルジェリアの報道機関と良い関係を維持できなかった。契約を延長できず、W杯後にアルジェリアを離れる見込みだ。

アルジェリアのある記者は「監督は審判が試合をつぶしたと話したが、試合は監督がつぶした。彼の選択を理解できない」とため息をついた。

別の記者も「先制ゴールの後、あまりにも守備に集中した。後半の交代カードも全く機能しなかった」と語った。

韓国との1次リーグ第2戦を23日に控えたアルジェリアが揺れている。



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