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電子ブック価格で談合のアップル、被害賠償で和解

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
アップルが米国内33州の消費者との電子ブック価格談合損害賠償訴訟を和解で決着させることにしたとウォールストリートジャーナルが17日に伝えた。ニューヨーク連邦裁判所はこの日33州の原告を代表したスティーブ・バーマン弁護士がアップルとの合意内容を盛り込んだ了解覚書を提出したと明らかにした。ただし具体的な合意内容は公開されなかった。当初33州の消費者はアップルを相手取り8億4000万ドルを賠償するよう訴訟を起こしていた。訴訟の発端は2012年に遡る。

当時端末キンドルを発売したアマゾンが電子ブック価格を一方的に1冊当たり9.99ドルに下げ低価格攻勢を展開した。すると大手出版5社は価格がとても安いとしてアップルと手を組んだ。アップルとともにその年に電子ブック価格を12.99~14.99ドルに引き上げた。これを把握した米法務省は2012年4月に価格談合容疑でアップルを起訴しニューヨーク連邦裁判所は昨年7月に有罪判決を下した。

すると33州の消費者を代表するバーマン弁護士は2月にアップルと大手出版社の談合により消費者が2億8000万ドルの被害を受けたとし、その3倍の8億4000万ドルを賠償するよう懲罰的損害賠償訴訟を提起した。来月14日に被害額を決める裁判を控えており、アップルは苦心の末に被害者と和解することに決めた。裁判所の判決が下されれば会社のイメージにさらに打撃を受けかねないとの懸念からだ。ただアップルはニューヨーク連邦裁判所の価格談合有罪判決は不服として控訴を進めている。






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