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玄オ錫副首相「経済回復の火種…体感できず残念で申し訳ない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

玄オ錫(ヒョン・オソク)副首相兼企画財政部長官

「景気回復の火種はある程度生かしました。ただ国民が回復を体感できないことに対し残念で申し訳なく思います」。

玄オ錫(ヒョン・オソク)副首相兼企画財政部長官が1年3カ月間の在任期間を振り返って出した感想だ。16日に政府世宗(セジョン)庁舎で開かれた記者懇談会でのことだ。後任に崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相候補が指名された状況で行われた事実上の告別懇談会だ。

玄副首相は、「国民の立場では自分の子どもが華やかな職場に入り、自分の店にお客があふれてこそ経済成長を肌で感じられる。政府は民生経済活性化にもっと努力しなければならない」と話した。セウォル号沈没事故の衝撃が内需消費に及ぼした影響に対しては「第2四半期の全体指標とともに経済回復傾向をしっかり注目する必要がある」とした。


崔候補に対するエールも忘れなかった。「政府、国会、メディアを経て見識が豊富な上、大統領に仕え大きなビジョンを描いた方なので相当に安堵している」と述べた。崔候補の発言が住宅担保貸出比率(LTV)、総負債償還比率(DTI)緩和と高為替相場政策修正と解釈されていることに対しては、「経済回復・経済革新という大きな枠組みの目標において一貫性の違いはないとみている」とし原則的な立場を明らかにした。

玄副首相は在任期間中は継続して批判的な世論に苦しめられなければならなかった。せっせと働いたが経済首長としての重量感とリーダーシップが不十分だったという指摘が相次いだ。昨年夏のサラリーマン増税議論を起こした税法改正案、今年初めの情報流出問題での失言(愚かな人は責任を問い詰める)で窮地に追い込まれたりもした。

それでも官界では玄副首相が少なくとも数字上では景気を回復傾向に変えさせた功労を認めるべきという意見が少なくない。昨年第1四半期に前年同期比2.1%だった経済成長率は徐々に上がり、今年第1四半期には3.9%を記録した。玄副首相は「私は慎重な楽観論者の立場で経済政策を推進した。経済官僚は悲観論より楽観論で経済回復の機会を求めてほしい」と頼んだ。



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