ブラジルワールドカップ（Ｗ杯）直前の強化試合で、韓国サッカーが無気力に敗れた。同じＨ組の対戦国とは対照的な成績だった。

洪明甫（ホン・ミョンボ）監督が率いるサッカー韓国代表は１０日（日本時間）、米マイアミでガーナと親善試合を行い、０－４で完敗した。先月２８日のチュニジア戦（０－１敗戦）に続き、２試合連続の無得点。目を引くような攻撃は見られず、守備は瞬間的に集中力を欠いて失点した。ブラジルＷ杯本大会に対する期待値も下がった。

韓国代表が連敗する間、Ｈ組の他のチームはすべて無敗を続けている。ベルギーはＷ杯予備エントリー確定後に行ったＡマッチ３試合にすべて勝った。先月２７日のルクセンブルク戦でＦＷロメル・ルカク（２１、エバートン）がハットトリックを達成し、５－１で大勝した後、２日のスウェーデン戦はアウェーで２－０と完勝した。続いて８日に行われたチュニジア戦は１－０で勝った。ベルギー代表の主将バンサン・コンパニ（２８、マンチェスターシティ）はチュニジア戦の後、「Ｗ杯を控え、精神的、体力的に、すべての面で準備がうまくいった」と自信を表した。


韓国の初戦相手のロシアも２勝１分け無敗でＷ杯の準備を終えた。ロシアはスロバキアを１－０、モロッコを２－０で降した。ノルウェーとは１－１で引き分けた。ロシア代表のカペッロ監督（６５）は「今はただ（Ｗ杯初戦の）韓国戦だけを考えている」と述べた。

アルジェリアもアルメニア、ルーマニアに勝ち、Ａマッチ４連勝とした。最近２試合で５ゴールという得点力が強みだ。アルジェリア代表のハリホジッチ監督（６２）は「選手団全体が自信に満ちている。世界的なレベルのチームと対戦しても勝てる」と述べた。Ｈ組の他のチームが勝利でＷ杯を準備する間、韓国だけが唯一、重い雰囲気でブラジル行きの飛行機に乗ることになった。