2010年のサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会のグループリーグH組第1戦でスイスがスペインを1対0で下すとファンは興奮を隠すことができなかった。2009年末にポルトガルのサッカー経済学研究機関フットボールファイナンスが発表した南アフリカ大会参加32チームの価値評価によるとスペインは選手団の評価額が5億6500万ユーロで1位だった。これに対しスイスは1億1500万ユーロで14位。スペインの4分の1水準だったが勝利を握る異変を演出した。
フランスと開催国南アフリカのA組最終戦も最大異変のひとつに挙げられる。選手の評価額総額が3500万ユーロで32チームのうち30位にすぎない南アフリカが、4億5000万ユーロで3位のフランスを2対1で制した。南アフリカは12倍の評価額格差を克服した。
それなら評価額と勝負の相関関係はどうなるだろうか。ワールドカップ南アフリカ大会で評価額総額上位16カ国のうち何チームが決勝トーナメントに進出したかを見るとある程度の答えを求めることができる。結論から言えば9チームが通過し7チームが脱落した。
1位のスペインをはじめとして5億1500万ユーロで2位のブラジル、4億4000万ユーロで4位のイングランド、3億9000万ユーロで6位のアルゼンチンは無難に決勝トーナメントの舞台を踏んだ。だが、3位のフランスと5位のイタリア(4億ユーロ)は苦杯をなめた。評価額が低い下位16チームのうち決勝トーナメントに進出したチームは18位のメキシコ(9500万ユーロ)、19位のパラグアイ(9000万ユーロ)、24位の米国(5500万ユーロ)などだ。26位だった韓国(5000万ユーロ)も堂々と決勝トーナメントの隊列に合流した。韓国は決勝トーナメント進出国のうち評価額が最も低いチームだった。決勝ではスペインがオランダに勝って優勝し評価額1位の面目を誇示した。
ワールドカップ大会ごとに最も評価額の高いチームが優勝しているのではない。8年前の2006年ドイツ大会の時に評価額最高額を誇ったチームはブラジルだった。大会期間中にトリビューンメディアサービスが発表した資料によると、ブラジル選手団の市場価値は3億3200万ドルだった。しかしブラジルは準々決勝で5位のフランス(2億4200万ドル)に敗れ、優勝は市場価値3位のイタリア(3億1700万ドル)となった。
ブラジル大会を控え参加国と選手の評価額が相次いで公開されている。ドイツのサッカー移籍料評価サイトのトランスファーマーケットを見ると、参加選手のうち最も評価額が高い選手はアルゼンチンのメッシ(バルセロナ)だ。メッシの市場価値は1億560万ポンドに達する。
最も評価額が高いチームはやはりブラジルだ。サッカー専門メディアのザ・スコア・ドットコムが選手の年俸、記録、年齢、最近の成績に基づいて算出した資料によると、ブラジルは7億1829万ドルの価値を持つと評価された。前大会優勝チームのスペインが6億7356万ドルで2位、アルゼンチンが6億5448万ドルで3位だった。
韓国が属するグループHではベルギーが4億6785万ドルで最も高い。全体では7位だ。ロシアは2億6196万ドルで11位、アルジェリアは1億493万ドルで25位だ。韓国は8332万ドルで27位にとどまった。グループHの選手の中ではベルギーの攻撃手エデン・アザール(チェルシー)が4500万ユーロで最も高く、韓国で最も高い評価額を誇る選手はソン・フンミン(レバークーゼン)で1400万ユーロとなった。評価額だけで見ると韓国チームはメッシ1人の半分にも満たず、ベルギーの5分の1、ロシアの3分の1水準にすぎない。
しかし4年前の南アフリカ大会で見たように、評価額と結果がいつも正比例するのではない。矮小なダビテが巨大なゴリアテをなぎ倒すこともあるのがサッカーだ。(中央SUNDAY第378号)
フランスと開催国南アフリカのA組最終戦も最大異変のひとつに挙げられる。選手の評価額総額が3500万ユーロで32チームのうち30位にすぎない南アフリカが、4億5000万ユーロで3位のフランスを2対1で制した。南アフリカは12倍の評価額格差を克服した。
それなら評価額と勝負の相関関係はどうなるだろうか。ワールドカップ南アフリカ大会で評価額総額上位16カ国のうち何チームが決勝トーナメントに進出したかを見るとある程度の答えを求めることができる。結論から言えば9チームが通過し7チームが脱落した。
1位のスペインをはじめとして5億1500万ユーロで2位のブラジル、4億4000万ユーロで4位のイングランド、3億9000万ユーロで6位のアルゼンチンは無難に決勝トーナメントの舞台を踏んだ。だが、3位のフランスと5位のイタリア(4億ユーロ)は苦杯をなめた。評価額が低い下位16チームのうち決勝トーナメントに進出したチームは18位のメキシコ(9500万ユーロ)、19位のパラグアイ(9000万ユーロ)、24位の米国(5500万ユーロ)などだ。26位だった韓国(5000万ユーロ)も堂々と決勝トーナメントの隊列に合流した。韓国は決勝トーナメント進出国のうち評価額が最も低いチームだった。決勝ではスペインがオランダに勝って優勝し評価額1位の面目を誇示した。
ワールドカップ大会ごとに最も評価額の高いチームが優勝しているのではない。8年前の2006年ドイツ大会の時に評価額最高額を誇ったチームはブラジルだった。大会期間中にトリビューンメディアサービスが発表した資料によると、ブラジル選手団の市場価値は3億3200万ドルだった。しかしブラジルは準々決勝で5位のフランス(2億4200万ドル)に敗れ、優勝は市場価値3位のイタリア(3億1700万ドル)となった。
ブラジル大会を控え参加国と選手の評価額が相次いで公開されている。ドイツのサッカー移籍料評価サイトのトランスファーマーケットを見ると、参加選手のうち最も評価額が高い選手はアルゼンチンのメッシ(バルセロナ)だ。メッシの市場価値は1億560万ポンドに達する。
最も評価額が高いチームはやはりブラジルだ。サッカー専門メディアのザ・スコア・ドットコムが選手の年俸、記録、年齢、最近の成績に基づいて算出した資料によると、ブラジルは7億1829万ドルの価値を持つと評価された。前大会優勝チームのスペインが6億7356万ドルで2位、アルゼンチンが6億5448万ドルで3位だった。
韓国が属するグループHではベルギーが4億6785万ドルで最も高い。全体では7位だ。ロシアは2億6196万ドルで11位、アルジェリアは1億493万ドルで25位だ。韓国は8332万ドルで27位にとどまった。グループHの選手の中ではベルギーの攻撃手エデン・アザール(チェルシー)が4500万ユーロで最も高く、韓国で最も高い評価額を誇る選手はソン・フンミン(レバークーゼン)で1400万ユーロとなった。評価額だけで見ると韓国チームはメッシ1人の半分にも満たず、ベルギーの5分の1、ロシアの3分の1水準にすぎない。
しかし4年前の南アフリカ大会で見たように、評価額と結果がいつも正比例するのではない。矮小なダビテが巨大なゴリアテをなぎ倒すこともあるのがサッカーだ。(中央SUNDAY第378号)
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