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<韓国旅客船沈没>兪会長、仏亡命試みるも…大使館、刑事犯を理由に拒絶

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長(73)がフランスへの亡命を試みていた事実が3日、確認された。仁川(インチョン)地検特別捜査チームはこの日「最近、匿名の人物が韓国にある某大使館に兪会長の政治的亡命の可能性を打診した」として「しかしこの大使館は(兪会長が)“単純刑事犯”だという理由で亡命申請を断ったと聞いている」と明らかにした。捜査チームは「兪会長はセウォル号惨事を引き起こした単純刑事犯に過ぎず、いかなる名分でも亡命申請の対象にはなれない」として「外交部に、こうした事実を各国の外交公館に説明するよう要請した」と話した。

検察は亡命を要請した人物が誰かについては明らかにしなかった。亡命要請の人物については「把握している」と答えた。検察は兪会長について「国際法上は難民に該当せず、現在、拘束令状が出て逃走中である者」として「亡命を口実にして兪会長の逃亡を助けた者も犯人逃避に該当するため厳格に司法処理するだろう」と強調した。

現行の「難民地位に関する国連協約」は、人種・宗教・国籍・政治的意見などの理由で迫害を受ける恐れがある人を難民と規定している。兪会長はキリスト教福音浸礼会(救援派)に対する宗教的迫害を理由に亡命の可能性を打診していたと分かった。


一部では兪会長の妹婿であるオ・ガムニョル元チェコ大使(62)が窓口になっていたのではないかという分析が出てきた。オ元大使は、大使の任期を終えた昨年6月の帰任命令日よりも遅く帰任して先月23日、中央懲戒委員会に回付された状態だ。

検察の高位関係者は「兪会長が金の力を動員して外国の大使館に隠れる可能性を憂慮していたが、幸い亡命要請が拒否された」と話した。検察は逮捕令状が発給された「キム母」(58)と指名手配された兪会長の運転手ヤン・フェジョン氏(55)検挙のために錦繍院(クムスウォン)への進入を検討中だ。彼らは京畿道安城(キョンギド・アンソン)の錦繍院に潜伏して兪会長の逃走行為を指揮しているとされる。特に検察としては先月17日、錦繍院を抜け出したと伝えられた兪会長の逃走が長引きながら「錦繍院の進入をためらって捜査が長期化した」という批判を受けている。

検察はまた2日、兪会長の長男であるテギュン氏(44)のソウル廉谷洞(ヨムゴクトン)の家を再び家宅捜索して高級外国製乗用車4台(ベンツ2台、ランドローバーディスカバリー1台、シボレーエクスプレスバン1台)と絵16点を押収した。一方、前日に検察が検挙チームを補強したのに続き警察もこの日、兪会長父子の検挙総括TFチームを仁川地方警察庁に設置して、検挙時の特進対象も1人から3人に拡大した。チーム長はイ・ジェヨル警察庁捜査企画官で合計60人が投入された。



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