日本・欧州の高価ブランドだった電気自転車が韓国市場にも普及拡大しつつある。
ペダルを踏む代わりにモーターを付けて動く電気自転車の利用者が増加している。日本や欧州ブランドを中心に400万ウォンの値をつけた価格は100万~200万ウォン台に下がってきたからだ。安全行政部と自転車業界では2012年に5000台余りだった韓国の電気自転車市場規模は今年2万台を突破するとみている。
普及型電気自転車の人気は韓国企業が主導している。自動車部品メーカーの万都(マンド)が2012年に開発した「フットルース」は世界初の「チェーンのない電気自転車」だ。チェーンなしで内蔵されたモーターだけでタイヤを回転させるので安全性が高まり、デザインはすっきりした。昨年フットルースを購入したイム・チョンギュさんは、「既存の自転車に乗る時はペットのリードがチェーンに引っかかり命を失いかねない事故もあったが、フットルースに替えてからリードがからまる心配をする必要がなく大満足だ」と話す。万都は8月にチェーンのない普及型自転車を200万~300万ウォン台で発売する予定だ。
市場の低迷状況を打開しようとする既存の自転車メーカーも昨年一斉に電気自転車市場に参入した。三千里自転車は昨年電気自転車「ファントム」シリーズを発売し、2012年より売り上げが500%成長した。三千里自転車広報チームは「今年は昨年より売り上げが50%以上増えるとみている」と話した。
アルトンスポーツもやはり2011年から電気自転車3種類を販売中だ。バッテリーを自転車下段フレームに入れた内蔵式デザインですっきりした外観が特徴だ。両社とも今年の新製品にはサムスンSDIのリチウムイオンバッテリーを搭載し、7アンペアだったバッテリー容量を8.7アンペアまで増やした。
海外の電気自転車メーカーもやはり韓国市場を目を向けている。英国の電気自転車メーカーA2Bは今年韓国に進出し、4月に初めての電気自転車「シーマ」を発売した。最高速度が時速45キロメートルに達する電気自転車界のスポーツカーだ。メルセデスベンツのスマートイバイクもやはり韓国で発売される可能性がある。
日本・欧州の高価ブランドだった電気自転車…韓国市場にも普及拡大(2)
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