韓国の輸出が1月(マイナス0.2%)以降、4ケ月ぶりに減少傾向へと転換した。産業通商資源部は1日、5月の輸出額(479億ドル)が前年同期比0.9%減少したと明らかにした。アジア・南米を中心に新興国への輸出が減ったことが最も大きな要因だ。その中でも韓国の最大輸出国である中国への輸出減少(マイナス9.4%)の影響が大きかった。中国は最近、不動産の沈滞や製造業の過剰生産が重なって景気鈍化の憂慮が高まっている。中南米(マイナス39%)は輸出減少幅が最も大きく、東南アジア諸国連合(ASEAN)の輸出も2%減った。
幸い欧州連合(32%)・米国(4.5%)といった欧米先進国の輸出増加が新興国の輸出不振をある程度相殺した。これらの地域は最近、景気の回復の流れに乗って韓国からの輸入物量を増やしている。品目別には船舶(30%)・石油製品(11.9%)・鉄鋼(9.6%)が好調を見せた一方、無線通信機器(マイナス10%)・家電(マイナス9.5%)・液晶表示装置(マイナス6%)は減少幅が大きかった。
それでもまだ本格的な輸出不振を心配する段階ではない。1カ月分の輸出額減少に錯覚効果があるためだ。今年の5月は連休(5月1~6日)が多く、昨年5月よりも操業日数が1.5日少なかった。実際、5月の一日平均輸出額は22億3000万ドルで前年同期比6%増えた。一日単位では歴代2番目に多い規模だ。
産業部関係者は「6月からは操業日数の正常化と先進国への輸出増加に力づけられて、全体の輸出額が増加傾向に戻る可能性がある」としながら「新興国の景気鈍化に先制的に対応するために、近く中国をはじめとする新興国への輸出増大案をつくる」と話した。
幸い欧州連合(32%)・米国(4.5%)といった欧米先進国の輸出増加が新興国の輸出不振をある程度相殺した。これらの地域は最近、景気の回復の流れに乗って韓国からの輸入物量を増やしている。品目別には船舶(30%)・石油製品(11.9%)・鉄鋼(9.6%)が好調を見せた一方、無線通信機器(マイナス10%)・家電(マイナス9.5%)・液晶表示装置(マイナス6%)は減少幅が大きかった。
それでもまだ本格的な輸出不振を心配する段階ではない。1カ月分の輸出額減少に錯覚効果があるためだ。今年の5月は連休(5月1~6日)が多く、昨年5月よりも操業日数が1.5日少なかった。実際、5月の一日平均輸出額は22億3000万ドルで前年同期比6%増えた。一日単位では歴代2番目に多い規模だ。
産業部関係者は「6月からは操業日数の正常化と先進国への輸出増加に力づけられて、全体の輸出額が増加傾向に戻る可能性がある」としながら「新興国の景気鈍化に先制的に対応するために、近く中国をはじめとする新興国への輸出増大案をつくる」と話した。
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