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韓国KBS労組ゼネスト…ニュースアンカー大挙交代

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
KBS(韓国放送公社)2大労組が吉桓永(キル・ファンヨン)社長の退陣を要求して29日、ゼネストに突入した。KBS労働組合(第1労組)と全国言論労働組合KBS本部(新労組)は29日「前日にKBS理事会に上程された吉社長の解任推薦案が可決されないことによりゼネストに入る」と明らかにした。

2つの労組が共同ストライキを行うのは、2009年に新労組が分離スタートして以降初めてだ。KBS構成員4700人余りのうち2つの労組の組合員は計3700人余りだ。KBSの会社側は「今回のストライキは労働条件ではない社長退陣が目的であるため明白な違法」としながら「社規違反にともなう懲戒責任と、違法行為にともなう民刑事上の責任を厳格に適用する」と明らかにした。

この日のKBSのテレビ・ラジオ放送は、ストライキの余波でアンカーが交代させられ再放送が編成されるなど異常な放送進行となった。特に2大労組所属のアナウンサー80人余りがストライキに参加する中で、この日放送された多くのニュース番組のアンカーが変わった。またこの日、ドラマ『本当に良い時代』の撮影がキャンセルになるなど番組制作にも支障をきたしている。新労組の関係者は「これまでのストライキでは放送制作に影響を与えないラインで参加人員を調節したが、今度は全組合員が吉社長の退陣を支持しており、ストライキに参加して番組の放送休止など異常な進行は避けられないだろう」と話した。

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