国内外の22ブランドが参加して200台余りの車種を披露する釜山(プサン)国際モーターショーが30日、釜山BEXCOで公式に開幕する。今回のモーターショーには来月からの国内発売を控えている新車が20種余りに及ぶ。1、2年後の“道の上の主人公”をあらかじめ予想してみることができる機会だ。今年は何よりこれらの「ヒップ自慢」が話題だ。個性化に向かうほど競争が激しくなる市場で、消費者の感性をひきつけるということだ。
まるでタキシードを着たようになめらかな身だしなみだ。イタリア高性能車マセラティがアジアで初めて公開したクアトロポルテ・ディーゼルの第一印象だ。この車は275馬力の力を出す6気筒3リットルのターボディーゼルエンジンを搭載した。停止状態から時速100キロまで走るのに6.4秒しかかからないのに燃費は1リットルあたり16.1キロ(欧州基準)水準だ。とりわけ後面のデザインは硬い曲線が男性美を充満させている。釜山国際モーターショーの開幕を控えて29日、メディア説明会でマセラティアジア太平洋地域のガエターノ・マリノ・ディレクターは「(クアトロポルテ・ディーゼルの後ろの形は)屋根から流れる短い後尾が強烈なイメージを作る」として「ここに優雅さを備えたのが特徴」と話した。
ジャガーが出したFタイプクーペの後面は分厚いボリューム感が自慢だ。ジャガーのチョ・ジュヒョン理事は「スポーツドライビングという強力な性能を強調するためにトランクから後輪ラインに最大限の躍動感を吹き込んだ」と説明した。
今回の釜山モーターショーでは自動車の個性的な後ろ姿のデザインが目立った。時には躍動的な表現で、時には信頼性を強調しながら「ヒップラインの差別化」に出たのだ。蔚山(ウルサン)科学技術大学のチョン・ヨンウ教授(デザイン学)は「2010年代以降、世界の自動車デザインの明確なトレンドは攻撃性」としながら「後面もやはり車種別に強烈な存在感を表わしているケースが少なくない」と分析した。足の爪でひっかいたような後ろ姿が引き立って見えるジャガーXJ、ドーナツ形のテールライトを適用したミニなどが代表的だ。
これまで「仕上げ」程度と見なされてきた自動車の後ろ姿が「画竜点睛の終止符」に格上げされたのだ。国内自動車のデザイン博士第1号であるグ・サン国民大学教授は「これまで車両の前面は瞬間的に近づく相手にアピールする印象・垂直性が、後面は比較的長く後続車両に露出するので安定性・水平性がデザインポイントだった」と説明した。だが新車競争が熾烈になる中で1秒でもはやく自らのブランドを分からせる視認性が業界の宿題になり、自然に車両の後面が「第2の顔」に浮上した。前面部が顔、側面は基本姿勢、後面は仕上げという既存の公式が揺れているのだ。弘益(ホンイク)大学のイ・グン教授(デザイン学)は「ここに発光ダイオード(LED)技術が適用されて光の流れまで描くレベルに進化した」と付け加えた。
この日展示された車種の中ではレクサスRC Fの後面デザインが最も攻撃的だという評価であった。今年11月に国内発売されるこの車は5リットルエンジンに450馬力の性能で、レクサスエンジンの中で最も力が優れている。こうした“スペック”を誇るかのようにテールライトを活用してレクサスのイニシャルである“L”の字を明確に形象化した。普段は折りたたまれていて時速80キロを超すと自動的に作動する「アクティブ・リアウィング」まで筋肉質なスタイルを誇る。
RC Fがオリンピックのウエイトリフティング選手ならば、メルセデスベンツが国内で初めて公開したニューCクラスは器械体操選手に近い。頑強ながらもラインが生きているやわらかいスタイルだ。トランクデザインが“V”形態になっており、まるで体操国家代表の梁鶴善(ヤン・ハクソン)選手の筋肉質な肩を見るようだ。会社側は「車がさらに幅広く躍動的に見える効果もあるだろう」と期待した。
<釜山国際モーターショー>自動車、これからは後ろ姿に注目を(2)
まるでタキシードを着たようになめらかな身だしなみだ。イタリア高性能車マセラティがアジアで初めて公開したクアトロポルテ・ディーゼルの第一印象だ。この車は275馬力の力を出す6気筒3リットルのターボディーゼルエンジンを搭載した。停止状態から時速100キロまで走るのに6.4秒しかかからないのに燃費は1リットルあたり16.1キロ(欧州基準)水準だ。とりわけ後面のデザインは硬い曲線が男性美を充満させている。釜山国際モーターショーの開幕を控えて29日、メディア説明会でマセラティアジア太平洋地域のガエターノ・マリノ・ディレクターは「(クアトロポルテ・ディーゼルの後ろの形は)屋根から流れる短い後尾が強烈なイメージを作る」として「ここに優雅さを備えたのが特徴」と話した。
ジャガーが出したFタイプクーペの後面は分厚いボリューム感が自慢だ。ジャガーのチョ・ジュヒョン理事は「スポーツドライビングという強力な性能を強調するためにトランクから後輪ラインに最大限の躍動感を吹き込んだ」と説明した。
今回の釜山モーターショーでは自動車の個性的な後ろ姿のデザインが目立った。時には躍動的な表現で、時には信頼性を強調しながら「ヒップラインの差別化」に出たのだ。蔚山(ウルサン)科学技術大学のチョン・ヨンウ教授(デザイン学)は「2010年代以降、世界の自動車デザインの明確なトレンドは攻撃性」としながら「後面もやはり車種別に強烈な存在感を表わしているケースが少なくない」と分析した。足の爪でひっかいたような後ろ姿が引き立って見えるジャガーXJ、ドーナツ形のテールライトを適用したミニなどが代表的だ。
これまで「仕上げ」程度と見なされてきた自動車の後ろ姿が「画竜点睛の終止符」に格上げされたのだ。国内自動車のデザイン博士第1号であるグ・サン国民大学教授は「これまで車両の前面は瞬間的に近づく相手にアピールする印象・垂直性が、後面は比較的長く後続車両に露出するので安定性・水平性がデザインポイントだった」と説明した。だが新車競争が熾烈になる中で1秒でもはやく自らのブランドを分からせる視認性が業界の宿題になり、自然に車両の後面が「第2の顔」に浮上した。前面部が顔、側面は基本姿勢、後面は仕上げという既存の公式が揺れているのだ。弘益(ホンイク)大学のイ・グン教授(デザイン学)は「ここに発光ダイオード(LED)技術が適用されて光の流れまで描くレベルに進化した」と付け加えた。
この日展示された車種の中ではレクサスRC Fの後面デザインが最も攻撃的だという評価であった。今年11月に国内発売されるこの車は5リットルエンジンに450馬力の性能で、レクサスエンジンの中で最も力が優れている。こうした“スペック”を誇るかのようにテールライトを活用してレクサスのイニシャルである“L”の字を明確に形象化した。普段は折りたたまれていて時速80キロを超すと自動的に作動する「アクティブ・リアウィング」まで筋肉質なスタイルを誇る。
RC Fがオリンピックのウエイトリフティング選手ならば、メルセデスベンツが国内で初めて公開したニューCクラスは器械体操選手に近い。頑強ながらもラインが生きているやわらかいスタイルだ。トランクデザインが“V”形態になっており、まるで体操国家代表の梁鶴善(ヤン・ハクソン)選手の筋肉質な肩を見るようだ。会社側は「車がさらに幅広く躍動的に見える効果もあるだろう」と期待した。
<釜山国際モーターショー>自動車、これからは後ろ姿に注目を(2)
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