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<W杯サッカー>最悪の体調…韓国代表、どんな「練習サイクル」?

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

チュニジア戦で敗れた韓国代表

「ワールドカップ(W杯)を控えた選手たちの体がなぜこんなに重いのか」。28日に行われた韓国-チュニジアの親善試合を見た多くのファンはこう感じたはずだ。試合内容、結果ともに期待以下だった。

しかし韓国代表チームにもそれなりの理由があった。太極戦士は現在、100%のコンディションではない。12日、坡州国家代表チームトレーニングセンター(NFC)に初めて招集された時、選手の体の状態はそれぞれ違った。朴主永(パク・ジュヨン、29、アーセナル)はゲームに出ていない状況で負傷し、リハビリをした後、コンディションを引き上げる時期だった。李青竜(イ・チョンヨン、26、ボルトン)ら欧州組はシーズンを完全に消化し、“放電”した状態だった。韓国のKリーガーや日本・中国リーグの選手はシーズン途中に合流した。選手のコンディションを一定レベルにするのが最初の段階だった。

国内のフィジカル専門家は「欧州でフルシーズンをプレーしてきた選手は心理的にも非常に疲れている。代表チームの最初の週の練習を見ると、レクリエーション中心のプログラムが多かった。身体だけでなく心の疲労も回復させるレベル」と説明した。


選手のコンディションが一定水準になれば、本格的にハードな練習に入る。チュニジアとの親善試合はこの時点に行われた。当然、選手は体が重い状態だった。

韓国代表はブラジル入りする前、最後の合宿地である米マイアミに向けて30日に出発する。マイアミに到着後2、3日は軽めの練習をし、長いフライトによる疲労を回復する。その後にハードな練習に入る。

この専門家は「過去、レイモンド・フェルハイエン(南アフリカW杯フィジカルコーチ)は試合1週間前までハードな練習をさせ、残り1週間は強度を低める方法を使った」と説明した。とはいえ試合1週間前から軽い練習ばかりするのではない。この1週間も、試合3日前はハード練習、そしてまた回復練習などというサイクルが繰り返される。この専門家は「ハードな練習後には乳酸がたまるが、ただ休むからといって体が回復するのではない。この乳酸を除去し、新しいエネルギー源に変えるには、軽い練習で血液の循環をはやくする必要がある」と強調した。専門用語でこれを「周期化」という。こうしたサイクルを通じて試合当日、最もよい体の状態が作られる。

もちろん、すべてのフィジカルコーチが同じ方法を使うわけではない。池田誠剛フィジカルコーチもこの分野の最高専門家の一人であるだけに、自分のノウハウで選手を練習させているとみられる。しかし詳しい練習内容は徹底的に非公開だ。



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