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ダウム・カカオ合併で韓国巨大IT企業誕生…業界1位のネイバーと正面対決(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ダウム・カカオの合併で韓国巨大IT企業誕生する。これで業界1位のネイバーとの正面対決が避けられなくなった

ネイバーのイ・ヘジン理事会議長とカカオのキム・ボムス理事会議長が正面対決を繰り広げる。キム議長がダウムコミュニケーションとカカオの合併法人の筆頭株主になるためだ。2000年代初めにともにNHNを設立した「きのうの同志」が「きょうの敵」になって会うのだ。

韓国2位のポータル企業のダウムと韓国1位のモバイルメッセンジャー企業のカカオは合併契約を締結して10月に統合法人「ダウムカカオ」を設立すると26日に明らかにした。株式時価総額4兆ウォンに達するコスダック2位規模の巨大IT企業が誕生することになる。ダウムとカカオは当面は独自性を維持し、シナジー創出が可能な部門から順次統合する計画だ。

合併はダウムが新株を発行し、1対1.55の割合でカカオの株式と交換し吸収する形式だ。しかし実質的にはカカオの裏口上場とみることができる。合併が完了すればダウムカカオの筆頭株主はイ・ジェウン前ダウム代表から株式の22.23%を持つことになるキム議長に変わる。キム議長が100%の株式を保有するKキューブホールディングスの保有株式まで合わせると39.8%だ。


イ議長とキム議長はソウル大学86年入学の同期生で、サムスンSDS入社同期、NHN共同創業者としてともにしてきた長きにわたる知己だ。2000年にイ議長のネイバーとキム議長のハンゲームがNHNとして合併した後、2人はハンゲームの有料化と知識検索を相次いで成功させポータル業界を平定する。しかしキム議長は2007年、「新しい挑戦をしたい」としてネイバーを離れる。この間にイ議長はネイバーを韓国最高のインターネット企業に育て上げた。キム議長も2010年に「カカオトーク」を発表し華麗な復帰を知らせた。ここまでが2人の友情あふれる競争を扱った第1部だとすれば、今回のダウムとカカオの合併は巨大な戦争を予告する第2部の開始だ。インターネットポータルとモバイルプラットホームなど両社の事業構造が似ている点を考慮すると、今後韓国のインターネット市場で両社の正面衝突は避けられない。

カカオがダウムとの結合を選んだのは収益構造の多角化が必要だったためだ。カカオの主力収益事業であるゲーム部門の売り上げは停滞し、他のサービスではこれといった成果を出すことができなかった。だが、ダウムのインターネット検索、ウェブトゥーン、カフェ、ディスプレー広告などを活用すればこうした心配を一挙に解消することができる。カカオのイ・ソクウ代表はこの日の記者懇談会で、「カカオが持っているモバイルトラフィックにダウムの生活情報コンテンツを乗せれば新しい試みを多くできるだろう」と話した。ダウムもモバイル中心であるカカオのユーザーを確保すればパソコンでは不可能だったネイバーという壁を超える可能性ができるという計算だ。



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