CICAは今年の中国外交の2大イベントのひとつだ。王毅中国外相は2014年の中国外交の特徴を「開催国外交」(主場外交)と話す。上半期に上海でCICAを通じアジア安保を議論するなら、下半期には北京でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を開催して経済を議論するということだ。準備をおろそかにはできない。上海市政府はすでに10日から22日まで市内での小型無線機使用、爆竹などの行為を全面禁止した。学校も本会議のあるきょうは1日休校だ。
中国が上海の行事にこれだけ力を入れる理由は何か。毛沢東以来最も強力なカリスマで中国を率いている習近平が新時代を迎えているアジアに新たな安保秩序を提示するという意志を見せているためだ。
【コラム】中国が話すアジアの新秩序=韓国(2)