「ミッドフィールドが強く、国際舞台での経験も最強だ」「守備の方法をもう少し補完してこそＷ杯で好成績を出せる」。

ブラジルワールドカップ（Ｗ杯）に出場するサッカー韓国代表に激励と批判の声があふれた。歴代代表監督が集まった席でだ。金正男（キム・ジョンナム、７１）、李会択（イ・フェテク、６８）、金皓（キム・ホ、７０）・車範根（チャ・ボムグン、６１）、趙広来（チョ・グァンレ、６０）、許丁茂（ホ・ジョンム、５９）…。彼らは鄭夢奎（チョン・モンギュ）大韓サッカー協会会長の招請で、京畿道坡州国家代表チームトレーニングセンターを訪問した。

歴代監督は中盤の選手を高く評価した。２０１０南アフリカＷ杯で史上初めて遠征１６強入りに導いた許丁茂元監督は「歴代最も強力なミッドフィールドだ。いつよりも希望があるチーム」と評価した。


孫弘敏（ソン・フンミン、２２、レバークーゼン）、具滋哲（ク・ジャチョル、２５、マインツ）、李青竜（イ・チョンヨン、２６、ボルトン）などＭＦの攻撃が鋭く、奇誠庸（キ・ソンヨン、２５、サンダーランド）が中心でうまくまとめているという分析だ。

今回の代表チームは平均年齢が歴代の韓国Ｗ杯代表の中で最も低い。経験不足に対する懸念もある。しかし趙広来元監督の考えは違う。趙元監督は「１９８６年メキシコ大会当時は強いチームと対戦した経験がなく、怖さがあった」とし「今の代表チームは年齢が低くても、大きな大会の経験が豊富だ」と評価した。

１９９０イタリアＷ杯を指揮した李会択元監督は「洪明甫（ホン・ミョンボ）監督はユース代表からオリンピック（五輪）、成人代表チームまでチームを率いてきた。監督と選手の呼吸がよく合うチームだ」と話した。

厳しい指摘もあった。１９９４年米国Ｗ杯を指揮した金皓元監督は「チームの守備への転換が遅い。アトレチコ・マドリードやバルセロナの試合を見ると、前方でのプレスが速い」とし「ロシアも前方でのプレスに弱いので、これをうまく活用する必要がある」と助言した。１９８６メキシコＷ杯当時の金正男元監督も「安定した守備で安全な競技をしなければいけない」と述べた。



【特集】２０１４ＦＩＦＡワールドカップ・ブラジル大会