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<韓国旅客船沈没>被害者家族「大統領の談話、行方不明者に言及せず残念」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「セウォル号」沈没事故犠牲者・行方不明者・生存者家族対策委は20日、珍島彭木(ペンモク)港で国民に呼びかける談話を発表した。出席者が発表後、海に向かって家族の名前を呼んでいる。

旅客船「セウォル号」の行方不明者と犠牲者の家族は20日、「政府は行方不明者全員が見つかるまで救助・捜索に総力をつくしてほしい」と繰り返し求めた。

セウォル号事故犠牲者・行方不明者・生存者家族対策委員会はこの日、全羅南道珍島彭木港で記者会見を開き、前日の大統領の談話文に対する立場を発表した。対策委は「談話文で大統領の深い悩みを感じたが、17人の行方不明者への言及がないのが残念だ」と述べた。また「捜索に参加している官・民・軍合同救助チーム、海洋警察を応援してほしい」と述べた。

対策委は家族の参加を前提とした真相究明のため特別法の制定、すべての情報の公開、独立した真相調査機構の設置、家族と地域社会への包括的支援・治癒対策などを要請した。


救助団はこの日午後遅くまで行方不明者を見つけることができなかった。汎政府事故対策本部は「船体内部のあちこちで崩壊の兆候があり、捜索が難航している」と伝えた。

◆イ・ジュンソク船長が弁護人選任=セウォル号のイ・ジュンソク船長(69)はこの日、裁判所が指定した国選弁護人の代わりにユン・ヨンソン弁護士(49)を弁護人に決めた。ソウルで個人事務室を運営するユン弁護士はソウル大新聞学科を卒業し、1998年の第40回司法試験に合格した後、弁護士として活動している。

ユン弁護士は「16日に光州刑務所でイ船長と面会し、弁護を引き受けることになった」と述べた。面会の理由については「成人世代として大型惨事を起こした運航責任者に会ってみようとした」とのみ述べた。

事故当時にセウォル号を運航していたパク・ハンギョル3等航海士(25)とソン・ジテ1等機関士(58)も弁護人を選任した。残りの船員12人の弁論は国選弁護人が引き受ける。



【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故

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