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<W杯サッカー>ザックジャパンの弱点

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

(左から)本田圭佑(28、ACミラン)、香川真司(25、マンチェスター・ユナイテッド)、アルベルト・ザッケローニ監督

13日、ブラジルワールドカップに出場する日本サッカー代表チームのメンバー23人が発表された。メンバーは華やかだった。香川真司(25、マンチェスター・ユナイテッド)と本田圭佑(28、ACミラン)長友佑都(28、インターミラン)等のビッグ・リーガーが名前を連ねた。

日本のメディアはアルベルト・ザッケローニ監督の名前を取ってサッカー代表チームを「ザックジャパン」と呼ぶ。サガン鳥栖の尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督(41)が韓国日刊スポーツとともに「ザックジャパン」を分析する。尹監督は1999年から2002年までセレッソ大阪で活動し、2006年に鳥栖に入団して2008年に引退した後、指導者への変身に成功した。13年間、日本サッカーの現場を駆け抜けた尹監督は日本サッカーを最もよく知る指導者だ。

◆尹監督が分析するザックジャパンとは?


ザッケローニ監督は本田、香川など所属チームで活躍が振るわない選手たちを選んだ。負傷でシーズンずっと活躍がなかった長谷部誠(30、ニュルンベルク)も選ばれた。韓国代表チームの朴主永(パク・ジュヨン、29、ワトフォード)のように代表チーム監督の信頼を得ている選手たちだ。

基本的にザッケローニ監督はこれまで4年間で選んできた選手を信じて決めた。新しい顔ぶれは多くなかったが、目につく選手はいた。サンフレッチェ広島のMF青山敏弘(28)がサプライズで抜擢された。青山はAマッチ経験が4試合に過ぎない。広島がJリーグを2連覇する上で役割が非常に大きかったし、代表チームとして出場した時も秀逸な姿を見せた。

おかげでJリーグに対する関心も強まった。最終名簿の23人には青山を含む合計12人のJリーガーが入っている。ザッケローニ監督は「日本のJリーグを考えつつ選手を選抜した。国内リーグで活躍する選手も認めた」と話した。

私の記憶では、ザッケローニ監督はJリーグの多くの試合を見守っていた。また、印象的だったのは脱落した選手たちに対する管理であった。先日、日本サッカー協会から人が来て、うちのチーム(サガン鳥栖)で代表チーム入りに失敗したFW豊田陽平(29)を励ました。文書一枚で通知することもできるはずだが、選手たちの競技力を協会の人々が温かくケアしているのだ。

日本の目標は大きい。ワールドカップでベスト4入りを夢見ている。目標達成の可能性は未知数だ。難しいのではないかと思う。客観的に見ると、日本代表チームには避けられない弱点があるためだ。日本は合計8人のFWが選ばれたが、身長180センチメートルを越える選手は本田(182センチ)と大迫勇也(24、TSV1860ミュンヘン、182センチ)の2人だけだ。ベスト11を組むとすると前方攻撃陣で制空権争いのできる選手がいない。日本式パスサッカーに適した、似たようなスタイルの選手ばかり布陣している。ザッケローニ監督の好みではなく、上手い選手を選ぶとこうならざるを得なかったという。監督としては惜しい部分であろう。

日本サッカーは大きく発展した。最近の評価試合でもオランダと2-2で引き分け、ベルギーを3-2で下した。明らかに日本式パスサッカーがうまく通じればよい試合運びができる。しかし、ワールドカップには徹底した備えが必要だ。評価試合とは準備するレベルが異なる。8人のFWのスタイルが似通っている日本の悩みはここから始まる。小柄で素早いFWの攻撃が阻まれてしまえば、試合自体が苦しくなる可能性が大きい。



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