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韓国勢に緊張もたらすソニー…強みは基本技術とコンテンツ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

坂井賢司代表

だが、現実では先は長いように見える。米市場調査会社のストラテジーアナリティクスによると第1四半期にソニーは世界のスマートフォン市場で930万台を販売し、シェア3.3%にとどまった。中国華為の3位、レノボの4位、小米の6位にも後れを取る8位だ。これに対しサムスン電子は同じ期間に8600万台を売りシェア31.2%で世界1位を守った。スマートウォッチの場合もサムスン電子が「ギャラクシーギア」で第1四半期に市場の71%を占めたが、ソニーのシェアは11.4%にとどまった。

これに対し坂井代表は、「ソニーの1等DNAと多角化された事業構造」を強調した。坂井代表は、「われわれは光学とオーディオのような基本技術に、映画や音楽などコンテンツビジネスを持っている。近い将来こうしたものがシナジー効果を本格的に発揮すればソニーは復活するだろう」と話した。単純に最近急成長した中国などの企業とは比較対象ではないということだ。坂井代表は「ソニーの秘密をひとつ話そう」と話を続けた。「ソニーのモバイル部門のエンジニアは米国にあるソニーピクチャーズとソニーミュージック所属の監督・俳優・ミュージシャンと緊密に協力して製品を作り出している」と話した。アーティストの目で見たスマートフォンとカメラなどを通じソニーならではのカラーとインスピレーションが込められた製品を準備しているという説明だ。

韓国の電子業界でも「ソニーの没落」を語るのはとても性急だという意見が多い。ある業界関係者は、「ソニーは電子機器デザインと技術力で依然として世界トップなだけでなく、音楽と映画・ゲームなどコンテンツ分野でも競争力が優れている。再び走り出せば無視することのできない速度でついてくるだろう」と話した。

韓国勢に緊張もたらすソニー…強みは基本技術とコンテンツ(1)

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