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ベトナムのデモ隊襲撃で中国人に死亡者

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ベトナムで起きていた反中デモで、中国人と伝えられた16人とベトナム人5人など合計21人が死亡したとロイター通信が14日、報じた。

今月の初め、南中国海(南シナ海)のパラセル諸島(ベトナム名・ホアンサ、中国名・西沙群島)で中国の石油掘削に抗議するベトナムの反中デモが初めての死亡事故につながった。同通信によると、14日夜にベトナム中部ハティン省で、棍棒と石で武装したデモ隊数百人が台湾塑膠工業集団(フォルモサ・プラスチック・グループ)のスチール工場に集まり、中国人労働者を攻撃した。デモ隊はフォルモサを中国企業と誤認していたことが分かった。

AP通信はしかし、台湾外交消息筋を引用し、現在まで少なくとも1人の中国人労働者が死亡し、90人以上が負傷したと伝えた。中国外交部の華春瑩報道官はこの日、「ベトナム当局に中国人と中国企業の安全を保障するための必要なすべての措置を取ることを要求した」と述べた。


デモ隊からの攻撃を受けたスチール工場には、韓国企業の職員およそ200人も在籍していることが分かっているが、具体的な被害状況は確認されないでいる。

ベトナム内の台湾最大投資企業「フォルモサ」は、2020年までにハティン省に200億ドルを投資して2150メガワット規模の東南アジア最大の発電所を建設している。

中国企業が多い南部ビンズオン省の工業団地でも、14日昼からベトナム労働者が工場の器物を壊して放火するなど過激デモを行い、韓国企業80社を含むおよそ460社の外国企業に被害が及んでいることが分かっている。



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