キャリア26年の運転手・肖坤明さん(43)は、その渦中でも慌てなかった。バスを止めてエンジンを切った後、液化石油ガス(LPG)のバルブを閉めた。追加爆発を防ぐための措置であった。引き続き後部口側に走っていって消火器で火を消し始めた。火が簡単におさまらないため安全ハンマーを外してガラス窓を割った後、乗客を脱出させた。この過程で肖坤明さんは前腕と頭にひどい火傷を負ったが気にしなかった。
有毒ガスがバスに充満していたが、彼は乗客が全員脱出したのを確認してから初めて自分もバスから脱出した。この事故で放火犯の余躍海容疑者(51)は現場で死亡し、乗客59人と通行人77人らが負傷した。漢族である余躍海は、元教師で精神病歴を持っていたと市当局は発表した。
有毒ガスがバスに充満していたが、彼は乗客が全員脱出したのを確認してから初めて自分もバスから脱出した。この事故で放火犯の余躍海容疑者(51)は現場で死亡し、乗客59人と通行人77人らが負傷した。漢族である余躍海は、元教師で精神病歴を持っていたと市当局は発表した。
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