映画『逆鱗』の俳優ヒョンビン
――復帰作に『逆鱗』を選んだ理由は。
「正祖役の提案を受けシナリオを読んだが、正祖だけでなく正祖を殺そうとする殺主(チョ・ジョンソク)、正祖を守ろうとする尚冊(チョン・ジェヨン)役もやりたかった。珍しいシナリオだった。おもしろそうだと思った」
――撮影現場に再び立った感じは。
「軍にいた時は演技に対する飢えがあり、はやく自分の場所を取り戻したいという欲望も大きかった。撮影現場に再び立つと、ときめいたり、緊張したり、さまざまな感情が入り乱れた。先輩俳優が大きな力になった。冗談半分で『ついて行きます』と話した」
――以前の出演作と違いメロラインがまったくない。
「代わりに男同紙の固い友情がある。兄弟のように厚い情を築く正祖と尚冊の姿が浮き彫りになる。メロラインがない作品を初めてやったので楽しく風変わりだった」
――人間正祖をどのように理解したか。
「憐憫が感じられた。彼を後天的天才だと評価するが、状況が彼をそのように作ったのではないか。君主正祖ではなく人間イ・サン(正祖の名前)の姿を見せたかった」
――背筋がこんなに発達した王は初めて見るようだ。背筋をどのように作ったか。
「シナリオに『腕立て伏せをする正祖の背筋は細密だ』と書かれていた。王が果たしてそうだろうかと悩んだ。だが、正祖が命を守るために尊賢閣の片隅で寂しく本を読み、体を鍛練したという事実に考えが及ぶと、そうかもしれないと思った。細密な背筋は正祖という人間の一断面だと考えた。そこで全身運動で筋肉を作った。朝鮮時代にはバーベルを上げて運動したりはしないので」
この記事を読んで…