10日昼にソウルのカロスキルで撤去中だった6階建てのビルが崩壊し、消防当局とガス安全公社職員が事故現場を統制している。ビル全体が突然崩れ落ち歩道を襲ったが人命被害はなかった。残骸が飛び散り周辺のビルの外壁と駐車車両が一部破損した。
カロスキルのビル崩壊事故は午後0時5分に起きた。撤去中の5階建てのビルの4階で外壁が崩れ、コンクリートのがれきが歩道にあふれた。現場の遮断幕と足場も歩道側に崩れた。車道にも破片が落下した。通行人が多い時間帯の土曜日午後だったが負傷者はいなかった。撤去現場の作業員4人も無事だった。
事故が起きたビルから都市ガスが漏れ二次事故の危険があるため警察は歩行者の通行を遮断しガス安全公社がガス供給を遮断する非常措置を取った。そのため周辺290カ所余りの建物でガス供給が約3時間中断された。警察は事故経緯とともに撤去業者が安全措置を正しくしていたかを調査中だ。近隣の商店の店員は、「撤去工事が進行中にコンクリートの破片が時々歩道に飛び、その横を避けて通っていた」と話した。
合井駅の火災はこの日午後5時2分に6号線の換気室で起きた。ソウル都市鉄道公社は、「乗客の安全のためひとまず電車を通過させた。すぐに消火作業を始め、20分後に正常運行を始めた」と明らかにした。
セウォル号沈没とソウル地下鉄2号線追突事故の余波で安全問題に敏感になった市民はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じいち早く事故のニュースを伝えた。ビル崩壊で周辺がほこりで霞んだ現場写真も先を争って伝えた。崩壊事故から2分後にSNSユーザーにニュースが伝えられた。あるツイッターユーザーは、「(カロスキル事故現場を)通り過ぎた途端に後から音がしたので思いっきり走った。本当にびっくりした」と状況を説明した。(中央SUNDAY第374号)
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