セウォル号が昨年3月15日に済州(チェジュ)~仁川(インチョン)航路に就航してから事故当日まで、計139回にわたり過積載で運航していたことが明らかになった。
またセウォル号の乗客は、乗務員が脱出している間にカカオトークでメッセージを送りながら海洋警察が救助してくれることだけを待っていた事実も確認された。「動いてはいけない」という船内放送だけを信じて脱出しなかったのだ。
検察・警察合同捜査本部は6日「セウォル号が事故当日まで済州~仁川航路を計241回運航し、このうち57.6%(139回)は過積載運航だった」と明らかにした。セウォル号の船会社・清海鎮(チョンヘジン)海運はこうした過積載運航で29億6000万ウォン(約2憶9000万円)の不当収益を上げたと調査された。
捜査本部によればセウォル号の最大貨物積載量は967トン。船舶の積載量は、船の復原性などを考慮して韓国船級で決める。清海鎮海運側は捜査本部の調査で「事故当時、3788トンの貨物を積んだ状態だった」と述べた。
捜査本部はまた、乗客がやりとりしたカカオトークを分析して先月16日午前9時38分にある乗客が「海洋警察が来た。動いてはいけない。(メディアに)速報が上がった」という内容のカカオトークメッセージを送ったことを確認した。海洋警察が来たことが分かっていても「船内に待機していなさい」という放送のために脱出しなかったのだ。この時間は機関部の船員7人が海洋警察救助ボートに乗って最初に脱出した時だった。乗客は午前10時17分までもカカオトークでメッセージを送って救助を待っていた。
これと共に捜査本部はセウォル号が事故前日に船のバランスを取るバラスト水を基準値の37%(580トン)しか入れずに出港し、船舶職の職員15人は沈没当時、放送設備や電話機、非常ベル、無線機など「退船放送」用の非常設備4つを全く使わなかったという。セウォル号の復原性の計算書によれば貨物を最大に積載すればバラスト水は1565トン以上入れなければならない。捜査本部はこの日、清海鎮海運のキム・ヨンボン常務(62)を業務上過失致死などの容疑で逮捕した。これでセウォル号沈没事故の逮捕者は19人に増えた。
【솓集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
またセウォル号の乗客は、乗務員が脱出している間にカカオトークでメッセージを送りながら海洋警察が救助してくれることだけを待っていた事実も確認された。「動いてはいけない」という船内放送だけを信じて脱出しなかったのだ。
検察・警察合同捜査本部は6日「セウォル号が事故当日まで済州~仁川航路を計241回運航し、このうち57.6%(139回)は過積載運航だった」と明らかにした。セウォル号の船会社・清海鎮(チョンヘジン)海運はこうした過積載運航で29億6000万ウォン(約2憶9000万円)の不当収益を上げたと調査された。
捜査本部によればセウォル号の最大貨物積載量は967トン。船舶の積載量は、船の復原性などを考慮して韓国船級で決める。清海鎮海運側は捜査本部の調査で「事故当時、3788トンの貨物を積んだ状態だった」と述べた。
捜査本部はまた、乗客がやりとりしたカカオトークを分析して先月16日午前9時38分にある乗客が「海洋警察が来た。動いてはいけない。(メディアに)速報が上がった」という内容のカカオトークメッセージを送ったことを確認した。海洋警察が来たことが分かっていても「船内に待機していなさい」という放送のために脱出しなかったのだ。この時間は機関部の船員7人が海洋警察救助ボートに乗って最初に脱出した時だった。乗客は午前10時17分までもカカオトークでメッセージを送って救助を待っていた。
これと共に捜査本部はセウォル号が事故前日に船のバランスを取るバラスト水を基準値の37%(580トン)しか入れずに出港し、船舶職の職員15人は沈没当時、放送設備や電話機、非常ベル、無線機など「退船放送」用の非常設備4つを全く使わなかったという。セウォル号の復原性の計算書によれば貨物を最大に積載すればバラスト水は1565トン以上入れなければならない。捜査本部はこの日、清海鎮海運のキム・ヨンボン常務(62)を業務上過失致死などの容疑で逮捕した。これでセウォル号沈没事故の逮捕者は19人に増えた。
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