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<韓国旅客船沈没>潜水士の死亡に行方不明者家族「本当に申し訳ない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
救助の便りを切なく待っていた行方不明者の家族は、民間潜水士イ・グァンウクさん(53)の死亡を聞くと沈痛な表情になった。6日現在、全羅南道珍島室内体育館には約30人、パンモク港に約100人の家族が残っている。

家族はイさんが救助作業中に事故にあったことに「残念だ」「申し訳ない」と述べた。息子を亡くした40代後半の男性は「私たちの子どもを1人でも多く救おうと、命をかけて仕事をした潜水士が犠牲になり、本当に申し訳ない」と話した。そばにいた女性は「関係のない人がどうして死ななければいけないのか。責任を取るべき人たちは別にいるのに…」と声を高めた。

一部の家族は「無理な潜水活動でさらに犠牲者が出る前に、もう船体を引き揚げるしかないのでは」とも述べた。しかし多くの人々は引き揚げの話に強い抵抗感を見せている。キムさん(49)は「昨今のような速度なら3、4日以内に救助作業を終えられるのではないのか」とし「船体の引き揚げをすれば、遺体が毀損されるしかない。これは犠牲者を2度殺すことだ」と主張した。息子が見つかっていないある母親も「政府が『最後の1人まで全員救う』と約束したではないか」とし「引き揚げの話が出ること自体が不快だ」と述べた。


パンモク港には連休期間にも全国からボランティアメンバーが集まった。連休の4日間に一日平均1000人が申請した。個人も団体も多かった。珍島体育館の内外とパンモク港の家族テント周辺でゴミを片づけたり、家族の食事の準備を手伝った。トイレなどの清掃もボランティアメンバーがした。ソウルから来たイ・ジェソンさん(29、会社員)は「悲しむ家族の手でも一度握ろうという思いで、休日を迎えて、高速バスに5時間乗ってきた」と話した。

一方、5日、珍島パンモク港では、インターネット放送運営者のイ・サンホ記者が行方不明者の家族から抗議を受けた。この日午後8時ごろ、海洋警察が家族対策本部で救助現況をブリーフィングする間、イ記者を見た家族は「人生はそのように生きるべきでない。私たちはいくら無知でも、場合を弁えて生きている。ここにもう現れるな」と話した。

イ記者は以前、「潜水要員はけがしてもかまわない。政府が20時間連続作業が可能なダイビングベルの投入を防いだ」などと発言した。



<韓国旅客船沈没>潜水士の死亡に行方不明者家族「本当に申し訳ない」(2)

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