旅客船「セウォル号」の出港当日、清海鎮(チョンヘジン)海運側が、「船が沈むのでこれ以上貨物を載せてはいけない」という乗務員の警告を無視したことが明らかになった。
セウォル号検警合同捜査本部は30日、セウォル号の1等航海士K(42、拘束)からこうした供述を確保した。これを根拠に、清海鎮海運物流チーム長のキム容疑者を業務上過失致死、船舶埋没罪と船舶安全法違反容疑で逮捕した。
合同捜査本部によると、先月15日、セウォル号が出港する直前、Kはコンテナ船積み会社の職員から「船にあまりにも多くの貨物を積んでいるので、喫水とバランスをよく確認しなければいけない」という言葉を聞いたという。
その後、Kも貨物の船積みを監督しに来たキム・チーム長に危険性を強調し、「船が沈みそうだからもう貨物を載せてはいけない」と話した。合同捜査本部は、Kの問題提起にもかかわらず、キム・チーム長は特別な措置を取らず、こうした過剰積載が事故の重要な原因になったと把握している。合同捜査本部の関係者は「普段から過剰積載が慣行的に行われていたようだ」と話した。
合同捜査本部は清海鎮海運の海務チーム取締役のアン容疑者も逮捕した。業務上過失致死、船舶安全法違反のほか、業務上横領容疑が追加された。アン容疑者はセウォル号を改造する過程で出た屑鉄の販売代金3000万ウォン(約300万円)を横領した疑いも受けている。
合同捜査本部は乗客に退船命令を出さなかった背景に本社の指示があったかどうかを調べるため、キム・ハンシク清海鎮海運代表(72)、シン・ボシク船長ら14人の携帯電話を押収し、通話内訳と文字メッセージを分析している。特にキム代表が事故当時、イ・ジュンソク船長(68)船長と35秒間通話した直後、誰かに7、8回電話したことを確認し、この中にユ・ビョンオン元セモ会長(73)が含まれているかどうかも調べている。
<韓国旅客船沈没>「貨物が重すぎる」…航海士の警告を海運会社が黙殺(2)
【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
セウォル号検警合同捜査本部は30日、セウォル号の1等航海士K(42、拘束)からこうした供述を確保した。これを根拠に、清海鎮海運物流チーム長のキム容疑者を業務上過失致死、船舶埋没罪と船舶安全法違反容疑で逮捕した。
合同捜査本部によると、先月15日、セウォル号が出港する直前、Kはコンテナ船積み会社の職員から「船にあまりにも多くの貨物を積んでいるので、喫水とバランスをよく確認しなければいけない」という言葉を聞いたという。
その後、Kも貨物の船積みを監督しに来たキム・チーム長に危険性を強調し、「船が沈みそうだからもう貨物を載せてはいけない」と話した。合同捜査本部は、Kの問題提起にもかかわらず、キム・チーム長は特別な措置を取らず、こうした過剰積載が事故の重要な原因になったと把握している。合同捜査本部の関係者は「普段から過剰積載が慣行的に行われていたようだ」と話した。
合同捜査本部は清海鎮海運の海務チーム取締役のアン容疑者も逮捕した。業務上過失致死、船舶安全法違反のほか、業務上横領容疑が追加された。アン容疑者はセウォル号を改造する過程で出た屑鉄の販売代金3000万ウォン(約300万円)を横領した疑いも受けている。
合同捜査本部は乗客に退船命令を出さなかった背景に本社の指示があったかどうかを調べるため、キム・ハンシク清海鎮海運代表(72)、シン・ボシク船長ら14人の携帯電話を押収し、通話内訳と文字メッセージを分析している。特にキム代表が事故当時、イ・ジュンソク船長(68)船長と35秒間通話した直後、誰かに7、8回電話したことを確認し、この中にユ・ビョンオン元セモ会長(73)が含まれているかどうかも調べている。
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