俳優ヒョンビンの映画復帰作『逆鱗』（イ・ジェギュ監督）が、公開初日の圧倒的な数値の前売り占有率を記録している。

映画振興委員会の映画館入場券統合コンピュータ・ネットワークによれば、『逆鱗』は３０日午後２時３０分現在で５５．５％の前売り占有率を記録している。公開作品の中でトップの成績だ。２位に上がった『アメイジング・スパイダーマン２』の前売り占有率は２０．３％、３位『標的』は１２・０％だ。『逆鱗』が競争作に比べて圧倒的に先んじているという事実が分かる。

劇場側のある関係者は「すでに『逆鱗』は封切り前から高い前売り占有率を見せた。公開日に『標的』と『アメイジング・スパイダーマン２』など強力なライバル作があるにもかかわらず、これほど高い数値が出てきたのはそれだけ大衆の期待と関心が高いということ」としながら「最初の週末までどの程度の観客を集められるかがカギだ。ヒョンビンがあまりにも幅広いファン層を確保しているため、良い成績を期待できるかもしれない」と話した。


『逆鱗』は正祖（チョンジョ）即位１年を背景に王の暗殺をめぐって繰り広げられる２４時間の事件を扱った。『チュオクの剣－茶母（タモ）－』のイ・ジェギュ監督が演出をつとめた。ヒョンビンが正祖を演じ、チョン・ジェヨン、チョ・ジョンソク、ハン・ジミン、チョン・ウンチェ、チョ・ジェヒョン、パク・ソンウンら知名度の高い俳優が多数キャスティングされた話題作だ。