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<韓国旅客船沈没>朴大統領「新たに大韓民国の枠を組む」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

29日、京畿道安山花郎遊園地に設置された「セウォル号」犠牲者のための政府合同献花台で、弔問客が犠牲者を追悼している。安山献花台は犠牲者の合同告別式まで24時間運営される。午前9時から午後11時まで4号線の古桟駅からシャトルバスが10-15分間隔で出ている。

朴槿恵(パク・クネ)大統領が29日、国家改造の方向を提示した。大きく2通りだ。安全システムを新しく構築し、“官フィア”(官僚マフィア)などによる非正常的な慣行を正すというものだ。

朴大統領はこの日、国務会議で、「過去から積もり重なってきた誤った積弊を正すことができず、このようなことが発生し、本当に残念に思う」とし「必ず国民の信頼を取り戻し、安心して暮らせる大韓民国を作る道に進む」と述べた。続いて「今回は決して見せかけの対策や一時的な対策の発表があってはいけない」とし「大韓民国の安全システム全体を完全に新しく組み直すという覚悟を持たなければいけない」と注文した。「今回は必ず過去から続いてきた誤った問題を正し、新しい大韓民国の枠を組み直す」とも述べた。

安全システムのために朴大統領は「国家安全処」を首相傘下に新設すると明らかにした。朴大統領は「国家レベルの大型事故については、指揮体系に混乱が発生しないよう首相室が直接掌握し、部処間の業務を総括・指揮・調整する仮称『国家安全処』を新設しようと思う」とし「軍人が戦時に備えて反復訓練をするように、特攻隊のように対応チームを作り、事故が発生すれば専門チームを派遣し、現場で事故に対応するようにしなければいけない」と強調した。循環職務を制限し、専門性を高め、外国から専門家を採用する案も出した。


国家安全処を新設するには政府組織法の改正が伴わなければならない。安全行政部・海洋水産部などに分散している災難管理業務の調整も必要だ。朴大統領は“官フィア”と批判を受ける公職社会にも警告メッセージを送った。



<韓国旅客船沈没>朴大統領「新たに大韓民国の枠を組む」(2)

【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故

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