一貫性がない。旅客船「セウォル号」沈没当時の初期救助場面を28日に公開した海洋警察のことだ。乗客を置き去りにして船長と乗員が先に脱出する場面が入った映像を絶対に見せることはできないと話していたが、立場を180度変えた。当初、海洋警察は「捜査証拠資料は一切見せることができない」とし、映像の公開を拒否した。このため「事故の責任を取るべき船長らを海洋警察がかばっている」という批判が出た。にもかかわらず海洋警察は10日以上も態度を変えなかった。
しかし28日午前、突然、映像を公開した。海洋警察は「疑惑を解消するため」と述べた。「船長らをかばおうとしている」という批判を意識したのだ。海洋警察が映像を公開した28日午前は、最初の救助要請を受けた木浦海洋警察の状況室をセウォル号沈没事故検警合同捜査本部が家宅捜索する時だ。検察とともに事件を捜査する海洋警察が合同捜査本部の調査対象になったのだ。
26日、海洋警察が運営する珍島海上交通管制センター(VTS)を合同捜査本部が家宅捜索した。しかし当時は外郭組織であり、28日は木浦海洋警察中央部をターゲットにした点が違う。行方不明者の家族イ・ヘスクさん(45、女性)は「海洋警察が乗員をかばうような姿を見せ、窮地に追い込まれ、映像を公開したようだ」と述べた。
映像の公開に関しては、「海洋警察が一部の映像を隠した」という新たな疑惑が出ている。理由は2つある。映像は、16日午前9時28分58秒から11時18分4秒までの約1時間49分間の状況を記録している。しかし途中の所々はなく、映像の長さをすべて合わせても9分45秒分量にしかならない。海洋警察は「ずっと撮影していたのではなく、時々撮影したため」と説明した。
もう一つの理由は海洋警察が16日に公開した映像の部分(キャプチャー)写真7枚が28日に出した映像に入っていないいう点だ。黄色い上衣にライフジャケットを着用した男性がセウォル号から海洋警察の警備艇に移り乗る場面、機関士が無線機を持っている場面などだ。
海洋警察は「16日の写真は映像をキャプチャーしたのではなく、途中、携帯電話で撮影したものだ」と説明した。しかし中央日報の確認の結果、16日の写真には、携帯電話で撮った写真ファイルにあるべきカメラの種類や撮影日の情報がなかった。写真でなく映像キャプチャーと見なさざるを得ない点だ。
【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
しかし28日午前、突然、映像を公開した。海洋警察は「疑惑を解消するため」と述べた。「船長らをかばおうとしている」という批判を意識したのだ。海洋警察が映像を公開した28日午前は、最初の救助要請を受けた木浦海洋警察の状況室をセウォル号沈没事故検警合同捜査本部が家宅捜索する時だ。検察とともに事件を捜査する海洋警察が合同捜査本部の調査対象になったのだ。
26日、海洋警察が運営する珍島海上交通管制センター(VTS)を合同捜査本部が家宅捜索した。しかし当時は外郭組織であり、28日は木浦海洋警察中央部をターゲットにした点が違う。行方不明者の家族イ・ヘスクさん(45、女性)は「海洋警察が乗員をかばうような姿を見せ、窮地に追い込まれ、映像を公開したようだ」と述べた。
映像の公開に関しては、「海洋警察が一部の映像を隠した」という新たな疑惑が出ている。理由は2つある。映像は、16日午前9時28分58秒から11時18分4秒までの約1時間49分間の状況を記録している。しかし途中の所々はなく、映像の長さをすべて合わせても9分45秒分量にしかならない。海洋警察は「ずっと撮影していたのではなく、時々撮影したため」と説明した。
もう一つの理由は海洋警察が16日に公開した映像の部分(キャプチャー)写真7枚が28日に出した映像に入っていないいう点だ。黄色い上衣にライフジャケットを着用した男性がセウォル号から海洋警察の警備艇に移り乗る場面、機関士が無線機を持っている場面などだ。
海洋警察は「16日の写真は映像をキャプチャーしたのではなく、途中、携帯電話で撮影したものだ」と説明した。しかし中央日報の確認の結果、16日の写真には、携帯電話で撮った写真ファイルにあるべきカメラの種類や撮影日の情報がなかった。写真でなく映像キャプチャーと見なさざるを得ない点だ。
【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
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