北朝鮮の権力ナンバー2の崔竜海(チェ・ヨンヘ)人民軍総政治局長が胆石治療のため平壌(ピョンヤン)の烽火診療所に入院中であることがわかった。平壌・普通江(ポトンガン)区域にある烽火診療所は党幹部など特権層を対象にした病院だ。
北朝鮮の内部情報に精通したある当局者は28日、「最近公式の席から消えたとされる崔竜海総政治局長が現在烽火診療所に入院中であると把握されている」と伝えた。崔竜海の突然の入院と関連し情報当局は、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が昨年末の張成沢(チャン・ソンテク)処刑後に急激に影響力が大きくなった崔竜海を牽制するために下した措置である可能性があるとみている。張成沢処刑を主導した労働党組織指導部の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)第1副部長が最近崔竜海の不適切な言動と行動を金正恩に報告し金正恩の怒りを買ったためとの観測も出ている。これと関連し、最近金正恩が、崔竜海が総括責任を負っている前方軍部隊の戦闘態勢能力に対し「問題がある」として崔竜海を公開叱責したという情報も入手したという。
朝鮮中央通信が27日に金正恩の放射砲隊訪問を報道し黄炳瑞を軍総参謀長である李永吉(イ・ヨンギル)より先に呼んだのも崔竜海の失脚説を裏付けるものという解釈も出ている。過去に軍関連行事で李永吉より先に呼ばれたのは崔竜海が唯一だった。
一方、朝鮮中央通信は28日、「黄炳瑞朝鮮労働党組織指導部第1副部長に次帥の称号を授ける党中央軍事委員会と国防委員会決定が26日に発表された」と伝えた。次帥は元帥と大将の間の階級だ。最高司令官(元帥)と名目上の元帥の階級を付けている李乙雪(イ・ウルソル)を除き最も高い階級だ。現在崔竜海総政治局長、金永春(キム・ヨンチュン)党部長、金正覚(キム・ジョンガク)金日成軍事総合大学総長、李勇武(イ・ヨンム)国防委副委員長、玄哲海(ヒョン・チョルへ)前人民武力部第1副部長の6人が次帥だ。
彼の昇進が注目を集めるのは、2011年4月から上将の階級章を付け、今月15日に大将になったことが確認されてから半月もたたずに最高階級に上がったという点のためだ。彼は党でも組織指導部副部長を務め、先月第1副部長(軍事担当と推定)に昇進した。組織指導部は「党の中の党」と呼ばれるほど強大な権力を行使する所だ。そのため彼が金正恩時代の党と軍で確固とした立地を固めたのではないかとの分析が出ている。
韓国政府当局者は、「黄炳瑞は2000年代初期に組織指導部で軍事部門を担当し実力を認められてきた。最近では金正恩の現地指導に欠かさず随行し、階級が急上昇しており新たな実力者として位置づけられたとみられる」と話した。組織指導部で軍事部門を担当する彼に次帥の階級を与えることにより党が軍より優位にあるよう制度的に権力構図を変えているという話だ。
北朝鮮の内部情報に精通したある当局者は28日、「最近公式の席から消えたとされる崔竜海総政治局長が現在烽火診療所に入院中であると把握されている」と伝えた。崔竜海の突然の入院と関連し情報当局は、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が昨年末の張成沢(チャン・ソンテク)処刑後に急激に影響力が大きくなった崔竜海を牽制するために下した措置である可能性があるとみている。張成沢処刑を主導した労働党組織指導部の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)第1副部長が最近崔竜海の不適切な言動と行動を金正恩に報告し金正恩の怒りを買ったためとの観測も出ている。これと関連し、最近金正恩が、崔竜海が総括責任を負っている前方軍部隊の戦闘態勢能力に対し「問題がある」として崔竜海を公開叱責したという情報も入手したという。
朝鮮中央通信が27日に金正恩の放射砲隊訪問を報道し黄炳瑞を軍総参謀長である李永吉(イ・ヨンギル)より先に呼んだのも崔竜海の失脚説を裏付けるものという解釈も出ている。過去に軍関連行事で李永吉より先に呼ばれたのは崔竜海が唯一だった。
一方、朝鮮中央通信は28日、「黄炳瑞朝鮮労働党組織指導部第1副部長に次帥の称号を授ける党中央軍事委員会と国防委員会決定が26日に発表された」と伝えた。次帥は元帥と大将の間の階級だ。最高司令官(元帥)と名目上の元帥の階級を付けている李乙雪(イ・ウルソル)を除き最も高い階級だ。現在崔竜海総政治局長、金永春(キム・ヨンチュン)党部長、金正覚(キム・ジョンガク)金日成軍事総合大学総長、李勇武(イ・ヨンム)国防委副委員長、玄哲海(ヒョン・チョルへ)前人民武力部第1副部長の6人が次帥だ。
彼の昇進が注目を集めるのは、2011年4月から上将の階級章を付け、今月15日に大将になったことが確認されてから半月もたたずに最高階級に上がったという点のためだ。彼は党でも組織指導部副部長を務め、先月第1副部長(軍事担当と推定)に昇進した。組織指導部は「党の中の党」と呼ばれるほど強大な権力を行使する所だ。そのため彼が金正恩時代の党と軍で確固とした立地を固めたのではないかとの分析が出ている。
韓国政府当局者は、「黄炳瑞は2000年代初期に組織指導部で軍事部門を担当し実力を認められてきた。最近では金正恩の現地指導に欠かさず随行し、階級が急上昇しており新たな実力者として位置づけられたとみられる」と話した。組織指導部で軍事部門を担当する彼に次帥の階級を与えることにより党が軍より優位にあるよう制度的に権力構図を変えているという話だ。
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