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セウォル号ショックに沈む韓国経済…「胸が痛んでも、買い物はしなければ」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
修学旅行専門旅行会社のオーケーエデュツアーを運営するキム・ジョンピル社長は24日、雇用支援センターを訪れた。キム社長を含む職員8人の生計の先行きが不透明になったためだ。キム社長は「1万人余り、1億5000万ウォン(約1476万円)余りの旅行契約が皆キャンセルになった」とし、「職員に無給休暇を与えるべきか、会社を畳むべきか、雇用支援センターで相談して来たところだ」とため息をついた。修学旅行を専門にする業者はソウルだけで40社余り。これらの業者は今年上半期を越すのが容易でない見通しだ。また他の旅行業者関係者は「貸切りバス、食堂など修学・団体旅行を専門にした所もほとんど休業しなければならない状態」と話した。

セウォル号事故で衝撃を受けた消費者が外出と消費を中断するとすぐに「内需の時計」も止まった。5月が最大の課題である内需業界はため息をつくばかりだ。事業の舞台がグローバル市場である主な大企業と違い、内需に全面的に頼っている路地商圏や零細商人はまさに直撃を受けた状況だ。これまで観光と祭りに少なからず頼ってきた地方経済の萎縮も尋常でない。韓国観光公社によれば地域の祭りは全国的に80件以上中止または延期された。だが、国民皆が悲しみに沈んでいる状況であるため、表立って悲嘆することもできずに地団駄を踏むばかりだ。一部では昨年末から何とか復活の兆しを見せていた景気回復の火種が消えないかという憂慮の声も出ている。

京畿道(キョンギド)地洞(チドン)市場スンデタウンの店舗別売り上げは週末平均300万ウォン(約29万5千円)から先週末は200万ウォン(約19万6千円)に30%も減った。


ソウル南大門市場(ナムデムンシジャン)子ども服ショッピングモールの李社長(51)は「子どもの日のプレゼントで子ども服を買いに来ていた客足も急に途絶えた」とし、「苦しい事情を訴えることもできず、良くて安い服があると明るく大声で客寄せすることもできない状況」と話した。

李社長は「1カ月程度は商売をしないつもりで店を開けたり閉めたりしようと覚悟している」と付け加えた。2年前にできた小規模の旅行会社関係者は「4~5月に予約されていたものは、90%がキャンセルになった」とし、「零細・新参業者であるほど打撃がより大きい」と話した。この関係者は「事故で胸がとても痛むが、連休に家で何もしないより消費者が必ず使うような消費はしてくれたら良いと思う」と用心深く訴えた。



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